高田祐彦 訳注『新版 古今和歌集』（角川ソフィア文庫、2009）の鳥。数字は歌の番号
4、ウグイスの凍った涙が溶ける
5、梅、ウグイス鳴いてるけど雪
6、ウグイスが、雪を花だと思っている
10、花が遅くてウグイスが鳴かない
11、ウグイスが鳴かないから、人が春だと言っても春ではない
13、ウグイスを誘う花の香り
14、谷からウグイスの声、春
15、ものうい鳴き声ウグイス
16、あさなあさなウグイス
28、百千鳥（ももちどり）さえずる
29、よぶこどり（カッコウ？）おぼつかない
30、雁、白雲
31、雁が、春霞を捨てる
32、ここに梅の花があるとウグイスが思う
36、梅の花がウグイスの笠
100、ウグイスが鳴く花の枝を折ってしまった
105、ウグイスが鳴いて花が風に散る
106、ウグイスは私ではなくて風を恨むべきだ
107、花が散るからウグイスよりも泣く
108、花が散って春霞でウグイス
109、誰のせいだと言ってウグイスは鳴くのか
110、ウグイスが鳴いているが、花が散るのは今年だけではない
128、花が散って、ウグイスはものうくなった
131、鳴けウグイス。春は1年に1回
135、藤の花が咲いてホトトギスは、いつ
137、ホトトギスが去年のように鳴いてほしい。うちはぶき（打ち羽振き）
138、まだ本格的に鳴いてないホトトギスの鳴き声
140、いつのまにか5月ホトトギス
141、ホトトギスが花橘に
142、音、羽、ホトトギス
143、ホトトギスあぢきなく
144、ホトトギスの声だけ昔
145、ホトトギスを聞くのがつらい
146、ほととぎすノスタルジー
147、ホトトギスが鳴く里がたくさんある
148、ホトトギスからくれなゐ
149、ホトトギス涙
150、ホトトギスに勝てない
151、ホトトギス帰るな、うちで鳴け
152、ホトトギスに伝言を頼む（伝書バトではない）
153、ホトトギスどこに行く
154、ホトトギスが、うちのあたりを通り過ぎづらい
156、ホトトギスが鳴いて夜明け。しののめ
157、飽き足りないホトトギス
158、山に人が入った。ホトトギス声ふりたてて
159、あのホトトギスなのか、別の鳥か
160、とどろにホトトギス
161、ホトトギスやまびこ
162、ホトトギスうちつけに（突然に）
163、ホトトギスふるさと
164、ホトトギス卯の花
191、月、雁の数を数えられる
192、雁が聞こえて月が見える
206、待つ人ではないが初雁
207、初雁が玉づさ（手紙）を（伝書バトではない）
208、いなおほせ鳥（とは何か）、雁
209、早く鳴く雁
210、春霞、かりがね、秋霧
211、衣かりがね
212、舟は雁なのだった
213、かりがね夜な夜な
221、雁の涙が露
258、雁の涙が野を染める
306、いなおほせ鳥（とは何か）の涙
345、チドリのめでたい鳴き声
359、ホトトギスの声は飽きない
361、チドリ、川霧
411、都鳥（ミヤコドリかユリカモメか）
412、雁の数が減る
422、憂く干ず（ウグイス）
423、ほど時すぎ（ホトトギス）
428、春があと何日、ウグイス
442、鳥を、懲らしめる
447、ホトトギスは雲に混じったか
479、ホトトギス、あやめぐさあやめも知らぬ
481、初雁、中空
499、ホトトギスが私のように
514、葦にいる鶴、葦鶴（あしたづ）
535、飛ぶ鳥の声も聞こえない奥山
536、ゆふつけ鳥（とは何か）鳴く
578、ホトトギス夜ただ鳴く
579、ホトトギス鳴く音、そら
634、ゆふつけ鳥（とは何か）がニワトリのように
641、ホトトギス夢かうつつか
672、オシドリが隠れようとして、現れてしまう
674、群れている鳥は、なかったことにできない
710、ホトトギスどこに
719、私を恨むなよホトトギス
735、初雁が鳴いて渡っていると人は知っているのか
740、私が、ゆふつけ鳥（とは何か）であったなら
761、シギがバタバタ、羽がき百羽（ももは）がき
776、初雁のように鳴く
779、ツル（葦鶴、あしたづ）のように鳴く
798、ウグイスと鳴く
804、初雁よ鳴け
819、雁が雲に向かって
849、再びホトトギス
855、ホトトギスよ伝えてほしい
913、田蓑（たみの）の島（とはどこか）にツル（たづ）
914、ツルが訪ねてきた
935、雁、朝霧が晴れない
972、ウズラと言って鳴く
995、ゆふつけ鳥（とは何か）鳴き続ける
996、浜千鳥あしあと
998、ツル（葦鶴、あしたづ）が1人遅れて鳴く。声が雲の上まで
1006、花すすきが群れて招いたら、初雁が鳴いて渡ってくる
1011、ウグイスが、ひとくひとく
1013、田を作る？ホトトギス。しで（不明）
1033、キジ、ほろろ
1046、ウグイスの古巣
1071、うねの野にツル（たづ）
1081、ウグイスが縫う、梅の花笠
異8、しなが鳥（カイツブリ）