【感謝】出版記念ミニパーティ開催しましたその2 東京編

その1はこちら

2018年6月30日には飯田橋にある「絵本屋カフェ・ボローニャ」で開催しました。
こちらは良質な絵本を取り揃えている本屋でありながら、美味しいカフェや夜はビオワインも楽しめる素敵な空間。社長の萬上さんが場所を貸してくださり、この空間の実質的な運営を舵取りしている先輩であり、絵本作家のナムーラミチヨさんと、長年の親友であり、人身取引に反対するNot for saleや、非暴力コミュニケーションを進めるNVCで活躍中の栗山のぞみさんが会を企画・主催してくれ、すべての段取り、準備を担当してくれました。

かわいい外観のボローニャ
第1部は本の紹介と、鈴木さんの写真と語りによる、小笠原の紹介、ネコプロジェクトの現在、アカガシラカラスバト以外の動物のお話も少し。
その後は「本にかけなかった裏話」の予定でしたが、この日は小笠原のコアな関係者が多く参加してくれたので、会場に話を振ってそれについて補足を話そう、と鈴木さんと相談しました。

関係者その1 小笠原自然文化研究所立ち上げメンバーの1人 稲葉慎さん
おっとー!稲葉さんの写真がありません……。立ち上げのときの気持ちや、代表理事である堀越和夫さんの人柄、当初の活動についてお話くださいました。

関係者その2 小笠原の鳥類ならこの人!最近は子ども電話相談室の回答者になったり、なんといっても「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」などのベストセラーも書いてしまう有名鳥類学者 川上和人さん(中央の赤い眼鏡の人、左隣は八丈島の岩崎由美さん)
「あかぽっぽは超絶滅の危機から超が取れるぐらいにはなった」
他にも2008年ワークショップの際の”痛い”裏話もお話くださいました。

関係者その3 小笠原の植物生態を研究、小笠原の自然科学系の研究者の取りまとめ役のような存在 首都大学東京教授 可知直毅先生

可知先生は鈴木さんとの共著「オガサワラオオコウモリ 森をつくる」をずっと応援してくださっていることをこのとき知りました。ありがとうございます。「オガサワラオオコウモリ 森をつくる」出版のときは世界遺産登録直後だったこともあり、今回のようなイベントを組むことはできなかったのですが、改めてこの本ももう一度、みんなに読んでもらえたら……と思いました。

関係者その4 小笠原ネコプロジェクトの要の1つ、ネコを引き取り馴化、里親への引き渡しまでを担っている東京都獣医師会の中川清志先生(右から3人め。右隣は緑風出版高須社長、その右隣は東京都獣医師会の益田先生)。
小笠原の希少動物、そして人間のすぐ隣りにいるネコという生き物のために尽力してくださっています。
先生の「中川動物病院」では小笠原ネコの里親を常に募集しています。

その他にも私が島に住んでいたときの都レンジャー、旧姓本間裕子さん、旧姓小坂奈月さんも来てくれました。ちなみに、30日の写真は東京都職員で、オガサワラゼミの研究でもおなじみ、写真の腕前もプロの(先日は富士フィルムスクエアで個展を開催)の大林隆司さんに撮っていただいたものです(captionあるもの以外すべて)。ありがとうございます。

また、昨今、ノヤギを排除したことでクロアシアホウドリが営巣するようになった八丈小島で、この素晴らしい出来事を八丈島の財産にしようと取り組んでいる岩崎由美さんも八丈島からいらしてくださいました。

そして、緑風出版の社長・高須次郎さん、離島好きで島が好きな人ならみんな知ってる有名ブロガーのいづやんさん、大学時代のバトミントン部の友人たち、災害ボランティア仲間(落合彩さんと上原里江子さんには受付、会計を手伝ってもらいました!ありがとう)、仕事でお付き合いのある方、児童書の出版社の方、「オガサワラオオコウモリ 森をつくる」でイラストを担当してくれた池田泰子さんの縁で知り合った友人たち、鈴木さんの大学時代の後輩、東京都獣医師会の先生……。
本当に多様な方々が来てくださって、こんなに多くの方に支えられて出来上がった本なんだと改めて思いました。感謝の限りです。
これを縁に、会場にいる人同士もつながってくれたらいいなと思いました。

第2部は1階のカフェスペースでぎゅうづめになりながら、栗山のぞみさんが腕をふるった軽食、ケータリングをお願いしたフレンチ前菜、萬上社長によるミートボールなどとともに、ビオワインで乾杯。
メニュー
1天然酵母のくるみレーズンブレッド
2ひよこ豆ディップ
3焼きなすと鯖缶のディップ
4庭のハーブを使ったクリームチーズディップ
5野菜のスティックサラダ
6ズッキーニのフリット
7ミディトマトのカプレーゼ
8生ハム、チーズ
9ニンジンラペ
10リエット&サーモン
11ミートボール
12杏仁豆腐+パッションフルーツ
……もしかしたらまだあったかも……
(下の写真はナムーラミチヨさん撮影)

(上の写真はナムーラミチヨさん撮影)

つながってくれたらいいな、なんて思う必要なくそれぞれお話したり、フェイスブックでつながったり、名刺を交換したりしていたようです。
そして、この日も鈴木夫婦に歌ってもらいました。大好きな「時雨山」を2度も聞くことができて幸せ!

両日でたくさん、いろいろなプレゼントもいただきました。写真を撮ったはずなんですが消えました(私のバカ〜)
花束をいただいたり、祝電を送っていただいたり、八丈島のもの、可愛くて美味しいお菓子、写真集や小笠原関係の研究誌などなど、いろいろなお土産をたくさんの方にもってきていただいたりして、本当にうれしかったです!

この写真はしっかり残してあった。栗山さんが「プレゼント!」といって注文してくれたアカガシラカラスバトクッキー! 1つ1つ手描きで、参加者の方に1つずつ配られました。そして、私へのメッセージカードも配ってくれたので、終了後には参加した方からたくさんのメッセージをいただくことができました。!

一番下のお花は別の日に友人から頂いたもの。うれしかった!

何らかの形で小笠原に深く関わっている人なら知っている小笠原ネコプロジェクトですが、10年の流れをようやくまとめられたことに達成感を感じました。物を書く人間として「これを書いておかなければ死ねない」と思える題材に出会えることは本当に幸せで、1つそれをやり遂げられたのは色んな人の助けがあってこそだと思いました。

また次の「書かねばならない」に向かって、今回のように何度も壁にぶち当たるとは思いますが、それでもまた何かを作り上げていくことに挑戦していきたいと思います。本当にありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?