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建築士の未来:AIとの共存で進む専門性の再定義

AIの進化が凄まじい
その能力の高さを見せられると、将来的に弁護士や裁判官、審判なんかのある一定のルールに基づいてジャッジする人の仕事は置き換わりそう

医師の仕事も検査→解析→治療というのもかなりの部分が置き換え可能な感じがする

専門家と呼ばれる職能はその専門性の高さ故にAIにその業務の大半が置き換わりそう

建築士の業務である設計業務でも、
①敷地の上に必要なプログラム(建築士試験の課題文のような)を入力すると数通りのデザインがBIMであがってくる
 ↓
②建築基準法などの各種法律に適合してるか判定
 ↓
③修正、調整
 ↓
④概算見積りも同時に出力

くらいはAIで出来そうだ。

この場合、建築家の仕事はどこにあるか?
例えば①最初の与条件を入力する場面で建築士の能力は必要な気もするが、別にクライアントが直接、(建築士から見ると適当に)自分の希望を入力して、その後の②③④の出力状態を見ながら調整したら事足りるんじゃないだろうか?

責任者という形でそのAIが出したモデルを専門家が見たという形で建築士は残る?それも大臣認定を受けたソフトで代替え可能な気もする

施主→設計者→工事会社
という中で見方によっては設計者がどんどん不要になってくる

AIが進んでも、施主と工事会社は残りそう

建築士は施主側か工事会社側に業務を寄せていくしかないと思うがどうだろう?

工事会社が人手不足や3Kみたいに不人気職種の様に語られがちだが、こちらは今後の展開次第では市場に可能性がある

大多数の建築士や設計士のような専門家はAIに駆逐されるような予感がする

肌感覚としては5年程度で実務がガラッと変わりだす様な気がする。先ずは発注者側でプロンプト入力に精通した建築士人材を直接抱える様になって設計事務所を外しにかかる

大手組織事務所は人材教育機関になって取引先の求めに応じて人員を送り出すような組織になる?

住宅業界はどうか?
とは言っても自分で何が欲しいかわかっている人間は少ないので、建売住宅はなくならないような気がする

注文住宅を建てたい人の選択肢として建築設計事務所に設計を依頼する事は減る
ピンタレスト などで好みの空間をAIに読み込ませたら、気に入った土地に法律に適した設計図が出力される様になる

リフォーム業界はどうか?
こちらは新築よりは色々と複雑なので設計士の仕事はあるかも知れないが、業界全体として設計事務所が不要とされている中、発注者側の思考として設計事務所に設計図を依頼するという感覚がなくなるような気がする

どちらにせよ建築士は発注者or工事会社側のどちらかで仕事をする様になると思う

幸いにして建築士は医者や弁護士と違って発注者側になる事で職能上のメリットを受ける事が出来るので、そういう意味では専門家の中では最も恵まれているのかも知れない






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