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花腐し。本年邦画ベストワンです。皆さん、今すぐ映画館に急ぎましょう!!

12/3(日)、「シネマテークたかさき」に三度目の「花腐し」と荒井晴彦監督、井上淳一さんのトークショーに行ってきた。

 埼玉県立熊谷高校出身である自分としては、高校時代たまに高崎に住んでいる友人の家に泊まりに行ったり、高崎観音まで一緒にチャリニケツで酒飲んで遊びに行ったりした懐かしい土地。
 塚沢中学出身のソイツのヤンキー的友達が高崎女子高の近くの離れをたまり場にしていて、まだ童貞だった我々は赤面しながらナンパしてお茶仕掛けたりしていたのも良い思い出。

 コロナ禍、政府/行政の無策(というかイジメと妨害)の中 苦境に喘ぐミニシアターを様々な形で支援し続けてきた井上さん荒井さんの活動には頭が下がる思いだ。 これからも小旅行ついでに東京近郊ミニシアターに頻繁に訪れて行こうと思う。
北関東特に秩父/熊谷/寄居周辺の人は深谷シネマとシネマテークたかさきという素晴らしいミニシアターが二つもあるんだから、幸せなことだ。一月に4回以上程度のペースで遊びがてら訪れるのが良いと思う。
高崎には名純喫茶コンパルはじめ美味しいお店も沢山あるし。
深谷でフライやゼリーフライを食べるのもよし、深谷ネギを買って帰るもよし、埼玉深谷が誇るSUPER BAND突然段ボールの聖地巡礼をするもよし。

 終了前10分くらいのときに、荒井さんが映画館に入ってきて 私の席の横でぢっと画面を見つめていた。
ラストに向かう誰もが涙するところ。スクリーンとそれを見つめる荒井さんの背中を見ているとそれだけで涙が溢れてきた。

荒井さん達と飲んだ後ダラダラしていたら終電が無くなったので、寄居在住のギタリストでありお伽座劇団員の安田と熊谷で合流して朝まで飲み。
フィリピンカラオケ居酒屋には後期高齢者しかいなかったが、皆朝まで飲んでいた。元気だなぁ。

始発で寄居に移動し、1923年9月6日(福田村事件と同じ日!)留置場から自警団に引きずり出されて虐殺された飴売りの「具學永」の墓参りを夜が明けたばかりの正樹院で。
関東大震災後の朝鮮人虐殺において、親友の宮澤菊次郎が墓を建てたこともあり、名前も出身地も判明しているのは具學永だけといわれている。
荒井さんに企画・選曲いただき、現在鋭意制作中の太陽肛門スパパーンLP「放送禁止歌」の「イムジン河」で、絵本「飴売り具學永」の作者である金牧師に自作詩「まだ眠らないでください」を朗読していただいていることもあり、きちんと墓参りしておきたかった。
https://www.youtube.com/watch?v=a79qIJP5lCQ

とまれかうまれ文句なし本年度邦画ベストワンである「花腐し」。 https://hanakutashi.com/
テアトル新宿では12/14まで(何で?もっと長くやるべきだと思う)という。
明日12/7木テアトル新宿で荒井晴彦監督、さとうほなみさん、吉岡睦雄さんのトークショー付き上映も開催されるという。 https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/

皆、今すぐ映画館に急ぎましょう。

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