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データビジュアライズって、なんだ?

PR会社カーツメディアワークスの小川と申します。マーケティングにおけるデータ活用の支援や、研修(宣伝会議「マーケティング分析講座」)や執筆(Excelでできるデータドリブンマーケティングという書籍やnote)など行っています。

「データビジュアライズ」で検索すると、1位がtableau社のコンテンツで2位に弊社のコンテンツが出てきます。

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本noteはデータビジュアライズについてのよくある現場課題などについても言及しますが、弊社のソリューションの紹介も行わせて頂くものです。あらかじめお伝えさせて頂きます。

データビジュアライズとは?

「データビジュアライズとは」で検索すると博報堂DYメディアパートナーズ社のサイトが1位表示されました。

「データが示す事象の状態、あるいは時系列変化を、プログラミングを用いて、図形や色へのマッピング、およびそれらのアニメーションによって可視化することである。」

プログラミングを用いて可視化するという前提なんですね。

有名な事例だと、地域経済システムの「RESAS」などがあります。この動画を見ると使い方のイメージがわきやすいと思います。


私がたまにアクセスするこんなサイトもあります。「トレンドを確認」というリンクを押すと、いろんな業界の市場規模の推移がサクサク見れます。業界規模のリサーチをしたり、「ランダムトレンド」というボタンを押して、データソースがサクサク変わるので、ポチポチ押して遊んでます。

プログラミングを用いて可視化することで、数字の羅列ではなかなか頭に入ってこないデータより直感的に分かりやすく、伝えることで、意思決定につなげることが、データビジュアライズの存在価値だと思います。


カーツメディアワークスのデータビジュアライズ支援とは?

弊社とデータビジュアライズの関わりは、プログラミングを用いていないデータビジュアライズである「インフォグラフィック」を日本に持ち込んだことにあります。インフォグラミーというシェアサイトを運営していたり、

文京学院と共同開発した「外国人向け地震防災マニュアル」がグッドデザイン賞2017に選ばれたり、実績多数です。写真はないですけれど、高校の教科書に載ったインフォグラフィックもあります。

インフォグラフィックから派生したサービスとして、主にtableauを使ったデータビジュアライズツール構築を行っています。大手〇〇〇とか大手▲▲▲など、色々作ってきましたが、クライアントの絶対社外秘のデータを扱うインフラとして使われるものが多く、言っちゃだめ書いちゃだめな事例が多いです。

出せるものとしては、2014年2月〜2017年3月まで2ヶ月に1本ペースでデータビジュアライゼーションコンテンツ制作をサポートしていた「(旧)日経ビッグデータ」(現)日経クロストレンドのデータビジュアライズコンテンツがあります。

過去、弊社のクリエイティブディレクターが、「データプレゼンテーションの教科書」の執筆も行っていました。接書の紹介もあります。

データビジュアライズツール開発プロジェクトでよくある課題

最近、ビッグデータだ、データドリブンだ、AIだと、データを活用してビジネスをスケールすることを目的としたプロジェクトは多いと思いますが、そのトレンドもあり、データビジュアライズツールを開発したいというプロジェクトは一定の引き合いがあります。

ただ、そうしたプロジェクトにおいては、意外と、本来重要な「UX/UI」の視点が欠落しがちです。以下のシンプル要件が組織として整理しきれておらず、走ってしまっていたであろうプロジェクトも見てきました。

・WHAT:どういった情報を伝えるためのものなのか?

・WHO:誰に伝えるためのものなのか?

・HOW:どんな風にデータを表現するのか?

「UX」の定義は、HOWに行く手間のWHATやWHOの定義とも言えます。ツールを活用する目的や、使用するユーザーの(データ)リテラシー、主に社内またはBtoBの営業の場面で使われることが多いことから、主に誰が誰のために説明するためのか?こうしたことを整理する必要があります。

こうした段階から我々がプロジェクトとして参加する場合は、クライアントの社内の営業とデータビジュアライズツールを見せる対象となるクライアントのクライアントの双方のファネルを整理したカスタマージャーニー設計などから行う場合もあります。(要求整理フェーズに相応するものです)

企業内に入り込んで、ツールを使う人の課題や、時にプロジェクトによっては営業同行したり、ダッシュボードを作る人、使う人のコンセンサスを得る為に議論する場を作ってファシリテーションしながら進めていくワークになりますが、そうした課題整理から入念に支援を求められないケースも当然多くあります。

データビジュアライズツールの「HOW」を再設計

弊社が関わるプロジェクトで最も多いのは、「UI」の再構築にまつわる相談からはじまるプロジェクトです。WhatWhoが曖昧だったけど、作っちゃったデータビジュアライゼーションツールが使いづらい、使われていない、それをどうにしかしたいので、How(主にデザイン)を見直したいというオーダーです。

この課題に答えられるのが、弊社の取締役クリエイティブディレクターの前島です。先に紹介した作品や書籍データプレゼンテーションの教科書の著書の一人です。

下記の前島の紹介ページでは、

ビジュアライズツール(ダッシュボード)についてのデザインの観点が取りれられていないことを言及しつつ、それに対する課題解決をしていることを紹介しています。

伝える、伝わるデータビジュアライズの為のグラフィック表現だけでなく、色の定義のルールなど、データビジュアライズならではのデザインガイドライン策定などに強みがあります。

ダッシュボードに関してはデザインの観点を取り入れて開発されるケースは少なく、せっかく作ったダッシュボードも使いにくさや、分かりにくさが起因して実際の業務に活用されないといった課題からご相談を頂く事も増えてきています。このような課題に対し、WEBやアプリのUXデザイン開発のように、ダッシュボードでもユーザーを中心に据えた開発形式と、これまで培ってきたデータ可視化における独自のメソッドでクライアントの課題解決に取り組んでいます。

最近引き合いが多いのが、データビジュアライズツールのヒューリスティック評価から着手する改修プロジェクトです。Webインテグレーション事業を行う、ミツエーリンクス社のサイトより引用させて頂くと

ヒューリスティック評価とは、ユーザーインターフェースにおける、ユーザビリティの問題点を指摘するために用いられる手法のひとつです。一般に、ヒューリスティック評価をおこなうために必要な技術を身に付けた数人のスペシャリストが、ガイドラインに基づき、それぞれ個別に評価作業を進めていきます。その後それぞれのスペシャリストによる評価結果をまとめ、ユーザビリティ問題修正の優先度が決定されます。ユーザビリティの問題点を発見する上で効果的な手法です。

マーケティングにおけるヒューリスティック評価は、主に対称をオウンドサイトやアプリ、システムとして取り組まれることが多いですが、データビジュアライズツールに関しては、あまり馴染みがないかもしれません。

データビジュアライズのUXデザイナー

インフォグラフィックの創成期から計200本以上のインフォグラフィックを手掛け、そのノウハウを活かして、データビジュアライズツールを数10本作ってきた前島は「データビジュアライズのUXデザイナー」と言えます。

UXデザイナー≒主にサイトやアプリの上流工程の設計者」というイメージが強いと思いますので、「データビジュアライズのUXデザイナー」という職種は認知されていないと思いますが、データビジュアライズツールの「ヒューリスティック評価」ができる数少ない人間だと思います。データビジュアライズツールのビジネス貢献を踏まえ、今後どう活用していくか?まずは診断してみませんか?

キラキラ男子に見えるが、実は・・・らしいです笑。

前島さん

弊社ホームページ社員紹介より/元NSC15期生(同期は「笑い飯」さん)の弊社代表の村上が社員のプロフィールを勝手にちょくちょく更新しているため、弊社でちょっとした問題になっています。


告知

本noteのキービジュアルに使用していた、Google Analyticsの分析で使えるtableauダッシュボードテンプレートダウンロード&サービス紹介ページもありますので、よろしければご覧下さい!

ダウンロードコンテンツ

以上となります。ここまでお読み頂きありがとうございました!

追加情報(2023年12月18日更新)

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