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「表現の不自由展・その後」再開

表現の不自由展が再開される見通しになりました。

展示再開については裁判所との和解によるもので大村知事もかかわっています。

8月に脅迫による中止騒動があった「 #表現の不自由展・その後 」のお話です。

非常に難しい問題です。

自分も法学部で勉強した人間ですから、憲法の歴史的背景から考えると大村知事の主張は間違いではないというのは理解できます。

ただそれで県民の理解が得られるのかというところまで考えると「う~ん」と唸ってしまう事案です。

>大村知事の一連の行動は、愛知県民の一人として納
>得できるものではありません。
>一票入れてしまったと想うと、残念です。

痛烈な有権者のコメントを目にしてしまいました。
こう思う人が多数であれば、大村知事の支持率にも影響しかねない話になってくるわけで知事としては慎重な対応を迫られることになります。

法解釈は学校で習った解釈の歴史を理解したうえで時と場合に合わせ柔軟に有権者の総意に沿うように考えていくべきなのでしょう。

わが神奈川県の #黒岩知事 も最初「開催させない」と主張したときに批判あるだろうな思いました。案の定、批判を受け誤解を与えたことはお詫びしたものの「県民の理解が得られない」として結論については枉げませんでした。これが有権者に選ばれる人間としての回答なのでしょう。


河村市長は再開を批判した様子です。


産経新聞は河村氏の主張を「世論のハイジャック」表現し大村知事と対立構造になるようキレイにまとめています。

毎日新聞のこのまとめかたは物議を醸すでしょうでしょうね。
「暴力的で大変なこと。表現の自由を著しく侵す」という持論こそ説明しろといわれかねません。ある裁判官がFBでネタとして取り上げていました。法学部で勉強した人にとっては揚げ足の取りやすい発言です。

探したらありました。実際の会見の模様はこちらです。
3分くらいから始まります。
「暴力的で大変なこと。表現の自由を著しく侵す」とまで言ってましたか。自分にはそこまではっきりとした言動には受け取れませんでした。

私見は、税金は政府や行政に批判的な人でも納税しているものであり、それを再配分するものなので、政府や行政に従順、ないしは意向に沿ったものにしか拠出しないということはあってはならないことだと考えています。

#表現の自由 」は、税金投入の多寡を超えた何人にも保障される普遍的な人権と捉えています。

今回の「表現の不自由」展の展示物は、到底受け入れ難い物が含まれていると感じられましたが、だからといって展示そのものを脅迫によって中止されることが罷り通る社会は異常であり、特に保守は多様な意見に寛容であらねばならないと思っています。

私見は #補助金不交付 に対する #大村知事 の姿勢を支持したいと思います。

この話題まだ続きそうです。


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