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学校給食の廃油が何になるのか見える化されたらいいよね

2022年3月10日に #エコキャンドル 活動の事業において進展がありました。
市会議員 #大岩真善和 先生にご尽力いただき、横浜市 #地球温暖化対策統括本部 #SDGs未来都市推進課 へご提案をさせていただく機会をいただきました。

大きな第一歩を踏み出しはじめる手ごたえを感じました。

エコキャンドルの活動

皆様は廃棄されるはずの廃油が再資源化できることをご存知でしょうか。また皆様は廃油回収業者が回収した廃油がその後どのようになっているかご存知しょうか

飲食店やご家族から回収された廃油は主に   #バイオディーゼル燃料 と呼ばれる燃料に再生されて再利用されています。

バイオディーゼル燃料の略称として使用されている「BDF」は、有限会社 染谷商店の登録商標で「Bio(生物)+Diesel(ディーゼル)+Fuel(燃料)」という造語の頭文字からつくった言葉とのことです。なお海外ではバイオディーゼル燃料のことを「Biodiesel」と表記するのが一般的です。

しかしこれではその燃料を使わない人には再資源化されて再利用されている実感がわかないため、誰がみても理解を深められるように私どもは #エコキャンドル に再生しています。

私たちはこのエコキャンドルを並べて #キャンドルアート にして灯すイベントを開催してきました。

毎年2月3日に開催される「 #本村神明社 #節分祭 」の豆まきの会場の一部をお借りし『 #旭エコキャンドルナイト 』と題して、展示を希望されるお子さん方に描いていただいた絵をキャンドルホルダーにして展示するイベントを開催してきました。

このイベントで使用しているキャンドルがおもに飲食店からでた廃食油を買取り再利用したものです。

現在はこの活動を通して、地域に #循環型社会 の周知啓発をし、 #循環経済#サーキュラーエコノミー )への移行の実現を目指しています。

私たちの活動では、多くの方にご参加いただけるよう以下の3者への価値提供に重点をおいています。

・ #飲食店 から、廃棄されるはずの #食廃油 をエコキャンドルの資源として買取り、再資源化します。
・ #学生 の作品を、エコキャンドルで演出して発表する場を提供します。
・ #協力したい方 を募集し、適切にサポートいただける環境をご用意をいたします。

この活動は2016年より続けております。

エコキャンドルは植物由来の成分からできているので #CO2削減 にも貢献しています。

なぜエコキャンドルがCO2削減に貢献しているのか

ろうそくにはパラフィンという化石燃料の成分がよくつかわれております。

化石燃料の場合は、もともと大気中にはなかったCO2を地中から取り出して放出し続けることになります。したがって、使えば使うほど大気中のCO2濃度が高まることになるということになります。

これに対して、エコキャンドルはナタネ油などからできた植物性食用油を再利用したものです。つまり植物からできています。

植物は、地表上の空気中にあるCO2を吸収して、また放出するという過程を繰り返しています。したがって植物により大気中から吸収された二酸化炭素が燃焼により再び大気中に排出されるにすぎないわけです。植物を原料とする燃料を燃焼させた場合は地表上のCO2が一方的に増大することもなく、また減りもしない #カーボンニュートラル であると捉えられています。

#京都議定書 」においては、このような植物由来の燃料が燃焼されて排出された CO2 を温室効果ガス排出量として計上しないことにしています。

平成29年3月に環境省が出した#温室効果ガス総排出量算定方法ガイドラインVer.1.0」において【3.4.1.4 一般廃棄物の焼却に伴う二酸化炭素の排出量(第 1 号ニ)】で以下のように記載があります。

参考- 13 食物くず(生ごみ)や紙くず等のバイオマス起源の廃棄物の焼却に伴う二酸化炭素の排出については、植物により大気中から吸収された二酸化炭素が再び大気中に排出されるものであるため、排出量には含めないこととされています。


https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/data/guideline.pdf

ですから、大気中の二酸化炭素を増やしてしまう化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)のかわりに、植物由来の燃料を使えば、出さずにすんだ二酸化炭素の分が、温暖化対策になる、と考えられています。

私どもは、廃食油が再資源化、再利用されていることを実際にみて感じてもらうことで、興味をもってもらい、国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の達成への理解を深めていただく機会になればと、このエコキャンドル活動を続けてきています。

廃油をあつめるきっかけ

小学校に勤める前の12年間。
地元二俣川で飲食店、カラオケバーをしていました。

そのときに、廃油の回収業者から廃油のでるお店を紹介してくれないかといわれ「それなら組合で広報を担当しているので広報紙で呼びかけますよ」といって協力しました。

そのことで、旭区内の飲食店の廃油をエコキャンドルにする仕組み化をすることができました。

横浜市へご提案した内容

今回、新たな取り組みとして、子どもたちにもっと身近に再資源化を感じていただけるよう、このイベントで使われるエコキャンドルの原材料となる廃食油を横浜市立小中学校に通う児童のご家庭からでたものを学校に集め、学校を通じて再資源化させていただけたらとご提案申し上げました。 

このことは横浜市より先に地元の各小学校PTAにご提案しました。

自分の勤務する小学校では、これに協力するには児童たちにとって学習になることが前提だけれども #SDGs の委員会活動が学校内で立ち上がっているわけではないし積極的に取り組んでいるとまでいえないとのことで断られてしまいました
結果としてどこもうまくいきませんでした。

そこで横浜市に直接ご提案してみました。

担当課が実際に小学校からヒアリングをしたところ、小学校においては児童に可燃物を運搬させることへの懸念、保管場所の確保、回収容器の準備はあるのか、廃油のでない家庭は再資源化活動に参加できないなど、さまざまな問題があることがあることがわかり、困難とのご返答いただきました。

ならば、学校給食で出る廃油を回収してみてはどうかという話になり、実際にできるかどうかを教育委員会の方に確認をとるかたちになりました。

また中学校では回収事例があるので中学校を通じた取り組みができないかの検討もしてほしいと要望いたしました。

私どもの活動が、子どもたちにとって #サーキュラーエコノミー #循環経済 に関心を抱くきっかけづくりとなり、大人になってあの時に気づきと発見があったよね、といえる思い出づくりにつながればと願ってます。

卒業生にエコキャンドルを贈呈します

2016年よりつづいた #旭エコキャンドルナイト

#昭和幼稚園 から #二俣川小学校 に進学した子たちには #キャンドルホルダー の製作に7年もおつきあいいただきました。

その子たちの旅立ちの日に、エコキャンドルとキャンドルホルダーの用紙を卒業記念として二俣川小学校のご協力をもと贈らせていただけることになりました。

活動費の募金を呼び掛けてくださった #モヤ→キラ委員会@旭 さん
https://www.facebook.com/groups/moyakira.asahi/

卒業生約100名分を無償提供していただく
エコキャンドルの製造元 #abura_bito さん
https://www.gooaburaya.com/

この場を借り厚く感謝申し上げます。

このエコキャンドルにふれることは、廃棄されるはずのものが再資源化されて活用されるという循環経済を身近に感じていただく絶好の機会です。

いっしょに配布する用紙には『あなたがゴール(目標)とする2030年の旭区は?』をテーマに絵を描いていただくようご案内します。

アースアワーに参加しよう

2022年3月26日20時30分からの1時間は #アースアワー です。

アースアワーとは世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意志を示す、世界最大の環境アクションの時間です。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/ondanka/ra/earthhour.html

現地時間の20時30分を迎えた地域から順次消灯を行い、消灯リレーが地球をぐるりと1周します。

この世界各国で消灯のバトンをつなぐ「ちきゅうのための1じかん」にお部屋のあかりを消してエコキャンドルを灯し、描いた絵をキャンドルホルダーにしてお手持ちのデバイスやカメラで撮影して思い出にしていただくようにお知らせしています。

希望者に撮影画像を送ってもらい、翌4月に市民活動支援センター「みなくる」(鶴ヶ峰ココロット4F)内に展示することを予定しています。

このワールドアクションの時間に、世界に一つしかない作品をエコキャンドルで灯して「夢のある未来を実現するために」私どもがお役立ちになれることをねがっています。

環境、エネルギー、経済

私どもの働きにより、気づきをえた子たちが、それぞれの分野で、それぞれにご活躍されることを祈ってます。

#地球に生まれてよかった

#何もないところに経済をつくる
#いかに思い出の場所にしてもらうか
#子どもたちが活躍できるまちづくり

#神奈川から未来を変える

関係各所の皆様
どうかご理解を賜りご協力のほど
今後ともよろしくお願いします。

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2022年3月29日に また進展がありました。

横浜市 #地球温暖化対策統括本部 にご尽力いただき、市会議員 #大岩真善和 先生も同席のもと #横浜市教育委員会 #健康食育課 へご提案をさせていただく機会をいただきました。

健康食育課には単刀直入に給食ででる食廃油をエコキャンドルに再生させてほしいと申し出ました。来年度の廃油回収業者は決まっており事業として回収はかなわなかったものの、1校から実験的に進めてみようということになり市内の小学校をご紹介いただく運びになりました。

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SDGsへの向き合い方

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