Digiday Brand Leaders 2022 Day1

3年ぶりの京都開催になったDBLに今年も参加させていただいております。
GIVEできることは何かと考え、やはりDBL記事を書いています。
もう1時だ。寝なきゃ。というわけで今年は速報版になります。

Town Hall Meeting

今年のテーマは「X」
Experience & Transformation
皆様の持ち帰りたいことを宣言、共有しDBLが始まります。

  • 新規事業担当の方、出会いと価値づくり

  • D2Cの為の顧客理解

  • BtoBセールスの知見

  • プロセスが目的になっているが本来のブランド、強みの出し方。

  • 3年の時間がたってRe-Unionの流れを再構築

  • この3年で一気に進んだデジタル化、データを取れたこれからそれを使っていくフェーズ。

などなど、皆様の課題や目的を明確にするアイスブレイクを行った後で、本編が始まっていきます。

Sandbox Presentations

コネクティッドTVの話

荒木 伸子さん 藤井 哲尚さん The Trade Desk Japan株式会社
城西 將恒さん 日本マイクロソフト株式会社

この3年を経て急成長したコネクティッドTVの話。The Trade DeskさんとXanderさん。普及率は日本でも2700万を超える、計測可能なテレビとしての広告面になった。さらにはNetflix、Disney+をはじめとした広告付きサブスクモデル等今後活況はさらに見込まれる。特に日本はTVがそもそも無料のCMモデルであった背景もあり、広告を受け入れられやすい。7割が受け入れる。55%が12分/60分迄受け入れる。
専念視聴、プログラマティックな運用、ターゲティング、計測可能なこのOTT,CTVが今後大切なメディアになっていく。

企業のマーケティングDX支援

嶋田 彩野さん 株式会社ユーザーローカル

WEB分析ーSNS解析ーチャットボットーテキストマイニングというソリューション群でトータルでのマーケDX支援を行うユーザーローカルさん。
SNSは売上、業績相関する。一周回って今SNSの解析は定着し深くなった。また改めて、昔とは違った向き合い方が必要かもしれない。
プレゼン上手だった。。。

Biggest trend in the industry

分島編集長よりTrend。
景気後退ー変化が予測できないことが明確になった。
デジタル広告の変化は、予想通りいくものと予想通りいかないもの。
Cookieがまだあること、Platformerの成長鈍化、1st Party Dataへの幻滅など。
そしてますます複雑化した消費者。急速に迫ってくるが見えないWeb3など
私たちがこの予測不可能な時代にどう立ち向かうか。マーケティング知見の共有、Giveのネットワークを作っていきたい。その場がDBLと改めて感じる。

「購入完了の瞬間」に注目し、新たな収益源を創出したPeachのマネタイズ戦略とは?

松本 敏幸さんPeach Aviation株式会社
松田 誠さんRokt合同会社

リテールメディアによる新収益の確保が成功しているLLC。顧客接点をメディア化してマネタイズポイントとする、収益の二本柱によるBCPのようなスタンスとその努力が凄まじい。カスタマージャーニーに合わせて強みを商材にし、メディア化による三方善の実現。事業の柱になる素晴らしい取り組み。それを支えたRoktのソリューション。

大阪ガスがいま、新規事業で顧客・ブランド体験構築に取り組む理由:インフラ企業のトランスフォーメーション

藤田 敦史さん 大阪ガス株式会社

大阪ガスの収益内訳、国内エネルギー事業は36%ほどしかない。想像以上に多角化し、事業に打ち出す中でも、企業の信念をもったコンテクストで多角化していてもすべて理念の「未来価値の創造」でつながっている。
新規事業も各事業のポートフォリオを描き既存事業への貢献やこれまでに接点のなかったお客様づくりも含めダブルループを回していくイノベーションの在り方はまさに日本企業のお手本のような話であった。

テレビCMとデジタル広告、これからの時代のコミュニケーションの考え方

大澤 暢也さん ニールセンデジタル株式会社

いわゆるテレデジのミックス、これからについて。
広告予算がコスト化していないか。マーケティング投資になっているか。投資とするために何ができるか。シンプルだが、根幹である「目的のユーザーにリーチする」こと、「適切な頻度でコミュニケーションする」こと。
デジタル広告ももはやオンターゲ率(ターゲティングできている率)は52%に低下。48%はターゲット外に当たっているほどターゲティングがきかない状態の今、リーチとフリーケンシーをコントロールした上で広告効果をしっかりと計測するという基礎を今こそまた見つめなおす。

「トランスフォーメーション」を実現する組織、どう構築すべきか:これからの「組織像」を考える

今西 陽介さん 株式会社ディー・エヌ・エー

トランスフォーメーションを進める組織(だけじゃなくすべて)に必要マネジメントの在り方。
マネジメントの意味は1.事業のグロースと2.勝つための組織作り。
侍ジャパンのような最強チームのマネージャーになることは現実ない。実際はRookies。一人ひとりの才能を伸ばしていくこと。
強い組織とは
メンバーが目標に向かって自走していること。そのために社内のメンバーをきちんと理解すること。そして、メンバーに幸せの機会を提供すること。
いろいろなテクニックはある。しかし愛があってこそすべて。マネージメントは引き出しの数であるということ。

なぜ今、OMOを重要視すべきなのか?

濱 雄介さん 大日本印刷株式会社
改めてCookieがきかないAnonymousな状態の方々にどうやってリーチしていくか。一つの方法として、面をベースにやっていく「プレミアム媒体へのノンターゲティング」がある。
DNPの持つ媒体力を武器に新規の獲得をよりエンゲージ高く、オフラインに持っていくことに際してもオンライン上での体験が大切。
DNPのエコシステムでオフライン+オンライン+アウトサイドファネルまで一貫してリーチできるソリューションの提案。

宝塚歌劇団から読み解く、ファン、従業員、ブランドの「共創」を実現するナラティブのあり方

森下 信雄さん 阪南大学
宝塚モデルといえる阪急宝塚の経営マーケの在り方。
宝塚が垂直統合モデルで世界観を作っており、そのために企画から道具運営まで全部宝塚内でやっている。それによって、一人一人が直接自分のビジネスに関与している意識をもつという意識の醸成。
タレントにはマネージャーがいるが、宝塚女優にはマネージャはいない。ファンクラブの方々がお互いの信頼関係により実現している。究極の参加型。
これらは独特ではなく、コモディティ化が進む現代において、ナラティブな物語としてほかの事業にも必ず当てはまるものである。

ライブ配信がブランドにもたらす価値

増原 亜沙子さん Magnite
堀内 也実さん サッポロビール株式会社
板井 秀代志さん 株式会社CARTA COMMUNICATIONS
吉田 大樹さん 株式会社PORTO
國分 寿隆さん 株式会社CARTA COMMUNICATIONS

ライブ配信はユーザーのメインチャンネルになってきている。ライブ配信プラットフォームを使うユーザーはUSでは62%、AUでは82%に拡大。
日本では把握されていないが、本日のサッカーの日本代表選考に関してもLIVEで36万人以上が視聴している。昨年のオリンピックも然り。さらにはサイマル、リアルタイム配信がTverで始まるなど、TVと同じコンテンツが配信されるような状態。
特に注目すべきはスポーツの相性のよさ。一番価値としてリアルタイムが提供できる。さらに普段のユーザー以外にコネクトできるチャンスである。
さらに専念視聴が強い。ターゲティング、コンテキストに合わせた配信のフィジビリティ等、テレビの生中継ではなくLIVE配信になっていったことはデジタルの力でエンハンスされたのである。
立体的なプランニングをLIVEならではの力で、特にブランドエンゲージメントを上げるような為に利用していくことができる。

いま考えるべき、ブランドの資産最大化という視点

三原 真紀子さんダイドーグループホールディングス株式会社/ダイドードリンコ株式会社

リブランディングをキャリアの中でもたくさんやられてきた三原さん。
自社の資産=アセットを掘り出すときにどういう視点でどこから見つけていくかというと、とにかくいろいろな人に話を聞いていくこと。
体系立てたインタビューをし、多くの社員にアンケートをする。
その中で共通項を見つけていくが、ブランドを形成するフローの中でも可視化が大切である。言葉だけでは伝わらないものを表現するデザインを可視化と呼んでいる。
より複雑化する時代に対しても、認知理解体験というこの基本は変わっておらず結局はブランドの思いを顧客にどう伝えるか。
顧客を鏡として自分たちを見直していくこと。そして自分たちのアセットのドットをコネクトしていくことが大切である。

以上、一日目でした。おやすみなさい。やべ2時半だ。

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