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せとうち福山ー鞆の浦トライアスロン2018レビュー

去る6月10日、せとうち福山-鞆の浦トライアスロンに出場してきました。

ここでは、レースレビューとその他の参加するにあたっての注意点などについて、書きます。

まずは、レビューから。

スイム:25分以内

結果は、26分46秒(全体51位)

前日のスイム会場を見たけど、波も凪の状態で比較的泳ぎやすそうだと思ったので、目標タイムを25分以内に設定。

ところが、当日会場に行くと、風が強く、波もうねりが強いので、「これ、あかんやつやん」とタイムどころではなく、まずは確実にスイムアップしようという意識に切り替えました。

自分史上最荒れの海の中のレースで、スタート前の試泳をビーチ内でするんですが、その時点で波が高く、泳げずにライフセーバーのボートに捕まる人がちらほら。

スイムが苦手な人や初レースの人にとっては、ハードルが高いスイムになったと思います。

リザルト見ると、個人約300名でスイムアップできなかったのは約50名。笑

この結果がすべてを表現しています。

さて、レースですが、スタートはお決まりのバトルで湾内を出るまでは、位置取りに苦労しました。

湾外に出ると、今度は波です。

前から横から不規則に揺られて、ヘッドアップしてもブイを見つけることができず、うっすら見える前方の選手を目印に泳ぎました。

さらに辛かったのは、前半は周囲に選手がいる状況ではなく、ほぼ独泳。

後半は、第2ウェーブの有力者が次々に抜いていくので、それが来たら、しばらくドラフティングでついていく。離されるので、マイペースに戻して、次の選手が来たら、またドラフティングでついていくを繰り返してスイムアップしました。

これによって、後半はヘッドアップする機会が大きく減ったので、ペースは安定しました。

我ながら、この戦略が良かったと思います。

バイク:1時間40分以内

結果は、1時間29分37秒(全体88位)

スイムアップすると、雨が降っていました。

天気予報では、15時以降だったので、まず計算外。

前半は、上り中心なので影響ないけど、後半にかけてのグリーンラインの下りはスピードの出しすぎによる落車を防ぐために、路面状況を確認しないとなと考えながらバイクスタートしました。

コース図の見て、20km手前まではアップダウンで特に上り中心なので、上りになると即インナーに入れて、ケイデンス80ぐらいを保ちながら淡々と走ります。

しかし、ずっと上りです。

来る道、来る道上り。一旦おさまったかと思ったら、また上り。

12km/hぐらいしか出ませんが、「しゃあない」と思って、淡々とペダリングします。

さすがに気持ちが折れかかってきたときにサイコンの距離が18km過ぎだったので、「もうすぐ終わりだ」と心は息を吹き返して、後半の芦田川の河川敷まで下りました。

河川敷に出て、サイコンを見るとAVは22.9km/hと表示。

ここからは、AVを最低でも25km/hに上げるべく、アウターで大腿四頭筋と大殿筋を使いまくります。

河川敷に出てからは、選手が前方におらず、抜かれる選手にもついていけなかったので、自身でペースを維持して、バイクアップを目指します。

結果は、バイクで抜いた人はおらず、抜かれっぱなしでした。

だけど、実感として出力できるパワーや持続力はバイクに乗る距離が多くなったことにより、明らかに良くなっている印象でした。

最後にサイコンを見ると、AVは26.3km/hまで改善していました。

ラン:50分以内

結果は、48分59秒(全体80位)

ランスタートして、1km付近で脇腹が痛くなり約7km付近までの6kmを苦悶の表情でランしました。

どうしてもペースが上がらず、4:45/kmを維持するのがやっと。

最後2kmぐらいで4:30/kmに上げても、後の祭り。

河川敷でフラットなコースにも関わらず、まったくダメダメなランでした。

だけど、辛い状況でも声援をくれる観客やスタッフの方になんとか励まされて、最後までフィニッシュ。

めっちゃ温かったです。

個人的には、51.5前はもう少しペースアップしたランやインターバル走をメニューに入れて、心拍を含めた体への負荷を上げておくべきだと感じました。

今回は、完全にバラモンキング意識でスピードトレーニングが全然できてなかったので。

注意点

さて、ここからは私が今回のレースで注意したほうがいいと感じたことを書いていきます。

・トランジションが2つあります。

通常、51.5ではトランジションが1つしかありませんが、このレースはスイム→バイク(T1)、バイク→ラン(T2)のトランジションが分かれています。

・前日はバイク預託した方がいいです。

車の場合、当日にバイクチェックインしてフィニッシュ地点の駐車場まで戻るのは、時間的にも辛いと思います。中には当日に駐車場から自走でバイクトランジションへ向かう人もいました。(約4km)私は、前日にバイクを預け、当日に空気入れを持参し、T1のセットアップをしました。

・スイムアップの目印が小さい。

スイムアップのゲートが小さく、スイム時に目視できるか不安でした。

ただ港内は波が穏やかだったので、私の実感だと確認しづらいことはなかったです。

・スイムが終わると、バイク袋にスイム道具を入れてバイクをスタートする。

バイク袋をフィニッシュ地点に送ってもらうので、スイム後のウェットスーツやキャップはすべてバイク袋に入れます。入れずにバイクスタートしようとした大学生は、審判に注意されて、戻って入れていました。

・DHポジション禁止エリアがある。

プレビューにも書きましたが、アップダウンの多いエリアはDHポジションが禁止です。審判が見つけると、ペナルティーの対象になるので注意してください。

DHポジションが使えるのは、実質河川敷のエリアのみです。

・T2は自分でセットしたほうがいいです。

レース当日にスイム会場預けでT2までラン袋を送ってくれます。

しかし、私はそれを利用しませんでした。

説明会では、バイクが終わるとスタッフがバイクラックの指示と、ラン袋が自分の番号の箇所にあると説明がありました。

私は、かなりの確率でレース中にごちゃつくと踏んだので、レース当日の早朝にT2に行って、バイクアップの動線、自身のバイクラックの場所、ラン袋のセット、ランコースへの動線を確認しました。

案の定、レースではT2内でバイクを押しながら、自分の番号を探している選手がいましたし、ラン袋が自分のバイクラックにないとスタッフに聞いている選手もいました。

自分でT2をセットしておけば、このようなことは防げます。

また、T2を自分でセットするメリットはもう一つあります。

ラン袋を輸送する選手は、バイクアップ後にラン袋からランシューズを取り出すということをトランジションでしますが、自分でセットしておくと、その手間も省けるのでタイム短縮につながります。

タイムを気にしている人は、来年以降が同じ状況ならT2の事前確認をタスクに入れるべきです。

と以上が、今回のせとうち福山―鞆の浦トライアスロンのレビューです。

今回は、経験が浅いながらも一人で参戦して、色んなケースを考え、全く考えたケースとは違うことが起こりました。

次は、これを活かして、もう少しスキルアップできたらなと思います。

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