仮想現実ゲームのあり方を問う

2016年がVR元年とも言われ、じゃぁ2018年はVR3年かな。なんて思ったりすることがありますが、そんなことは無関係に引き続きゲーム各社がVRゴーグルの開発を進めています。現実には、開発コストの問題、供給スピード、コンテンツの品質差も大きく、浸透には少し時間がかかっている印象を受けます。ただ、ゲーム業界、IoT業界において、「仮想現実ゲーム」が注目を集めているという点では確信があります。

コンピューターゲームやアナログゲームは、歴史の中で遊び方の多様化にあわせて進歩と発展をとげてきました。そして近年のゲーム業界のトレンドとして、「ソーシャルゲーム」「MMO」「リアルゲーム」の3つがあると思っています。やはりこのあたりを完全に抑えているのが、言わずもがなPokémon Goですね。

コンピューターゲームの発展はとても分かりやすく、デジタル技術の発展と比例してきました。ソシャゲはガラケーからスマフォプラットフォームへのシフトが進んだ企業がマーケットを抑えてきました。一方でリアルゲームをはじめとするアナログゲームには、技術の発展が必要なものばかりではありません。突然、カードゲームのUNOがアップデートされて、突如、流行り始めたりすることもありました。まったく技術の進化を必要とせず流行することはありますよね。そんな中、リアルゲームがここ近年で目立ち始めてきました。それは、前述した仮想現実ゲームへの注目が高まったからだと考えています。

なんせ実際の街や場所で、仮想のRPGのような体験ができるからです。

VRのゴーグルで、世界中のどこへでもいけるような疑似体験ができるかもしれません。ただし、どうしてもゲーム会社の世界戦略のことを考えれば、いつでも、どこでも、世界中の人とネットワーク越しでコミュニケーションをとれる世界を目指しているはずです。

当社の手がけるリアルゲームはまさにこの仮想現実ゲームの実例でありながら、

いつでも、どこでも(利便) VS この場所でしかできない(不便)

という誰がどう見てもとても部の悪い戦いをしています(笑)

でもいいのです。ゲーム制作会社の観点で言えば、とても部の悪い商品かもしれませんが、リアルの地域や施設の方々とゲームを共同開発し、「その場所でしかできない。」「その場所ならではの」、人間が介在するリアル体験コンテンツこそが仮想現実ゲームの真の姿と考えているからです。ゴーグル内のバーチャルゾンビよりも生身の人間がゾンビに扮して追いかけて、仮想のアイテムや武器で生身のゾンビを倒す方が確実にリアルな臨場感を味わうことができるからです。

これからの時代の仮想現実ゲームの最適解を常に追求していきたいと思います。

仮想現実ゲームを体験するなら

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