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コミュニティでの関係構築はセールスと似ているけれどそうではないこともない-ソシャク-

コミュニティでどうやってメンバーと関係構築しよう…
どうやって関係づくりをしてあげよう…

というのはよく上がってくる課題です。


そんなに難しいかな?と思っていたのですが、なんで難しいかわかりました。
セールスに似ているからです。特に貴社のアセットと私達のリソースで新規事業をつくりましょう!というような営業に
これ、難しさもありますが、そもそも方法わからないよっ!という方がほとんどだと思うので、ぜひここで学んで下さい。逆にセールスやっている人はこの視点でもってアプローチしていただければ一気にコミュニティでの関係構築がしやすくなると思います。



ただ、注意点としてこれは営業ではありません
手法が似ているだけで、本質的には友達づくりです。


では、どういうふうに関係構築を進めていくか説明します。

  1. 相手に興味をもってもらう

  2. アイスブレイク的談笑をする

  3. 話の目的を伝える

  4. お互いの価値観や興味関心、できることをさらけ出す

  5. お互いの価値観に合うことをどんな形なら実現できるか、できることからお互いの役割を考える

  6. ネクストアクションを決める


あなたは「山を大切にしたい」という価値観をもった人(A)です。
そんなあなたは、山に捨てられるゴミ問題に興味関心があり山管理のお手伝いをボランティアでしています。
そしておさえられない山への気持ちから、「山を大切にする」をテーマにコミュニティづくりをすることにしました。あなたは、自分の山への熱い思いをSNSで発信することにしました。すると、何人かの人が毎回いいねをしてくれるようになりました。そこで声をかけてコミュニティメンバーとして迎えることにします。でも一人、なんで興味を持ってくれたかわからない人がいました。その人はSNSで山に関わっている様子は見られず、ゲームの投稿ばかりです。この人(B)はなんで賛同してくれたのだろう?もっと仲良くなってみたいな、というところから始まります。


1.相手に興味をもってもらう

実は、Bさんいいねはしてくれるのですがコメントなどはしてくれていませんでした。見るだけの人という感じです。本当によくわからないのですが、とりあえずいてもらうかぁ…と過ごしていました。あるとき、メンバーが全員割りと近くに住んでいることがわかり、一度オフ会をしようということになりました。そして、そこにBさんも参加したいとのこと。


やっぱりわからないなぁ…でもこれを気に仲良くなろうと思い、あなたは彼の前で、絶対にウケるダンスを披露しました。もちろんBさんも大笑い。一気に距離が近くなり二人で話すことになりました。

思い切って


なんでもいいので、気を引きましょう!
ダンスするくらい突拍子もない事でも大丈夫。
そんなの無理だよ、っていう人は相手の興味関心のなかで自分も話せそうなことをちょっと深めのテーマで投げかけてみましょう。
それも無理だ!という方は、とにかく褒めて下さい!


2.アイスブレイク的談笑をする

実はあなたはゲームに関して全く知らず、どう話したものか全然わかりません…そこで、逆にゲームについて教えてもらうことにしました。彼は自分の大好きなゲームの話なので、気分上々で話してくれます。あなたも、普段自分の触れていない世界が実はメタバースなど最新の話に関わってきていてすごい楽しい!
その中で、海を清掃するゲームの話が出てきました。なんでゲームで海を掃除してるんだ?と思いましたが、実はそのゲームはものすごいシミュレーションゲームで、海を掃除するとバタフライエフェクトで面白いことが起こるというニュータイプガチャガチャゲームだったのです。でも、なんでそんなゲームやってみようと思ったんだろう?と疑問に思い質問してみると、実は彼海が大好きで、ご実家が眼の前が海という環境なのだそうです。すごくいいですね。ただ悲しいことに、年を経るごとに観光客のゴミのポイ捨てが増えてどんどん汚れてしまっていると。いつかそんな海をもとのきれいな海に戻したいなと思っていたときに、海ではないが山をきれいにするためにがんばっている姿を見て応援したい!と思い参加してくれたそうです。

アイスブレイクでは、お互いの気持をほぐすことが一番の目的ですが、その中で常にわたしが大事にしていることは、「本題につながる話題はないのか?」ということです。楽しい話をしながら、スルッと本題に入ることでいい感じに話してくれることは多いです。



3.話の目的を伝える

あなたはここで、今日Bさんに話しかけた目的を伝えます。「実は、山をきれいにしたいんですけどこのメンバー数だと山一つもきれいに出来ないんです。なので、人数を集める必要があるのですが、私はSNS発信など全然得意ではありません。そこで、フォロワー数の多いBさんに協力頂きたくお声掛けしました。」

はっきりと

目的ははっきりと伝えましょう。
もちゃもちゃすると、変な空気になって距離が生まれます。
思い切って言うのです!



4.お互いの価値観や興味関心、できることをさらけ出す

うまくいくかどうか、微妙だなぁと思っていましたが、Bさんは二つ返事で快諾してくれました。やった!でもなんでだろう?応援してくれるとはいえ結構大変なことなのに。ここからBさんとあなたで深〜く話していきます。
たとえば、Bさんは海の話を最初してくれたのですが、実は自然すべてが大好きとのこと。キッカケは大学生のときに世界中の国立公園巡りをしたこと。それまでゲームばかりだったBさんを大学時代にできた友人が世界に連れ出してくれました。ゲームとは違う生の刺激はこれまでにない感覚をBさんに開き、一気にBさんは自然のとりことなりました。実はそこから、ゲームの趣味も変わったそうです。
他には、ゲームだけでなく実際に海岸清掃のボランティアに参加しているという話も聞けました。人はSNSやパッと見だけではわかりませんね。

とことん、話しましょ

話の目的に興味をもってもらったら、どんどんお互いのことをさらけ出しましょう。言いたくないこと以外は隠し事なしです。

このときに引き出したいことはこんなこと、
・価値観(どんなことを大切にしているか)
・興味関心(今まさに、自分の興味が向いていること)
・できること(集客、コンセプト設計など実益につながりそうなこと)



5.お互いの価値観に合うことをどんな形なら実現できるか、できることからお互いの役割を考える

色々話していくと図のようなことがわかりました。
このリストをもとに、このコミュニティのテーマである「山を大切にする」に沿って何ができるか考えていきます。
あんまり考えるまでもなく、当初の目的の「コミュニティメンバー集めプロジェクト」でよさそうですね。

それぞれについてリスト化


こういう情報をベタ打ちや暗記で終わらせてしまう人が多いですが、必ず記録していきましょう。参加メンバー全員分作ってもいいくらいです!
コミュニティはみんなで実践します。あなたが抜けてもつづくことも全然あります。後の人のことを考えてグッド・アンセスターになりましょう!


6.ネクストアクションを決める

やったぁ!これからプロジェクトいっしょにがんばりましょー。ではまた!
で終わらないで下さい。
「また!」は99%来ません。いけたらいくより来ません。じゃあ、具体的な話は来週くらいから話し始められればと思うんですが、1時間くらいご都合いかがですか?ともうその場で次の予定を決めちゃって下さい。(もちろん無理のない範囲で。本当に相手に熱が出てきているのなら快諾してくれます。そうでなければ、何か不安があるのでその不安を取り除いてあげましょう。)

次はつくるものです


セールスパーソンにとって、次のアクションにつながる取り決めをしておくことは一般的です。でも、そうでない人やそんな人でも仕事でないと忘れがち。相手と気持ちよく交わせる約束をつくりましょう。
ちなみに、相手の熱をしっかり上げておくことが出来れば、約束の難度は下がり、質も上がります。


ちなみに、4~6に関しては立場や目的によってやる必要はありません。
でも、4までやっておけば相手のこころに残り、何かあったときに声をかけても快く話をしてくれるでしょう。


こんな感じでコミュニティでは、関係性構築をしていってください。
すぐに仲間がいっぱいです!



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参考:

今回は自分の経験がほとんどだったかな。

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