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運動音痴がロードバイクを始めた話part1

 私の趣味の1つ、ロードバイク!
2021年3月から乗り始めました。
今や普通に楽しむことが出来ていますが、元々運動音痴で自転車にも全然乗らなかった私なので、ロードバイカーになるための準備、心得を色々と調べ、学び、ここまできたという経緯があります。そのお話をしようかなーと思います。


* きっかけ

 ずばり私の夫(以下のほし)の影響です。のほしは大学時代ロードバイクに乗るサークルに入っていたらしく、社会人になってからも時々1人で乗っていました。のほしと一緒に趣味を楽しみたいなと思ったのが大きなきっかけの1つ目です。
 もう1つきっかけを挙げるとすれば、やはりこの時期(2021年上旬)コロナ禍で遠出できない、出掛けるとしても公共交通機関の人混みを避けたいという気持ちが強かったことがあります。コロナ禍とはいえ都内の電車は混んでますし、車内は換気してるけど密空間、マスクせずにおしゃべりしている人もいたり…職業柄どうしても周りの人が気になってしまう。その点家の周りをお散歩する時間はマスクこそ付けていたものの、外気の安心感たるや…。自転車に乗って気晴らしに運動出来たら良いなと思ったのでした。


*車体選び

 いざロードバイクを始めようと思い、自転車を調べると情報が山のように出てきました。どれも格好良くて素敵だなと思いましたが、何より私はママチャリと呼ばれる自転車にしか乗ったことがなかったので、まずどの自転車にならば自分が乗ることができるのかを現実的に考えました。

■ロードバイク
 舗装路用の自転車の中でトップクラスのスピードが出せる自転車
前傾姿勢が取れるドロップハンドルや700×25cのタイヤサイズに代表される細めのタイヤを基本仕様としている(引用:FRAMEバイク)

■クロスバイク
 適度な前傾姿勢を取り、握りやすいストレート(一直線)のハンドルが特徴。ハンドル幅も広めに取られていて高速域でも安定した走行が可能。タイヤサイズは700×28c以上のタイヤを基本仕様としている。(引用:FRAMEバイク)

最終的に上記2つの自転車で悩みました。
ざっとまとめると、ロードバイクは長距離向き、慣れないドロップハンドル、細いタイヤ、複雑な変則ギア、車体が軽量、そして高価。
比較してクロスバイクはママチャリしか経験のない人でも馴染みやすいストレートハンドル、タイヤが太く安定性がある、ロードバイクに比べ安価。

…とても悩みました。ネットの情報などに「クロスバイクに乗っている人もゆくゆくはロードバイクに乗り換えたくなる」という内容を見た事が最後の決め手になりました。見た目はロードバイクが圧倒的好みだったので、慣れるまでのハードルは高そうだけど、ここでもしクロスバイクを選択してもいつか乗り換えたくなる未来が見えてしまいました。
そして、のほしがロードバイカーなので、一緒に走る際にやっぱりロードバイクにしておけば良かったなと思う可能性がが出てくることと思い、初見気になった「ロードバイク」にしよう!と決めることができました。


ロードバイクを選びに行く格好ではない


*女性用モデルLivとの出会い

 ロードバイクを購入するということで各自転車ショップを巡り様々なロードバイクを見て、触れて、時にはまたがらせて貰いました。
コロナ禍のため私と同じように移動手段を自転車に変えたいと思っていた人が多かったことや、海外からの輸入が不安定になっていたことがあり、自転車はとても品薄状態でした。デザインが気に入ったものがあっても、車体の大きさが身体に合っていないものが多々ありました。
ましてや最初はレディースモデルなんてものがあることも知らなかったため、一般的なモデルのものを見ていましたが、ハンドルの幅が私の肩幅と合わないということはお店の方から何度も言われました。そんな中お店の方から「レディースモデル」という存在を教えて頂きました!そしてレディースモデルを見に行くことになったのです。

 私が見に行ったものは、「Liv」というメーカーの自転車でした。Livは企画からデザインという製品にかかわる内容を女性チームで行っている、「女性のためのサイクリングブランド」です。車体の大きさや、ハンドルの身幅、ブレーキの握る力加減等…一般的なモデルよりも女性の走りやすさを考慮しているモデルだそうです。実際に車体に触れてみると、確かに今まで見に行ったどの自転車よりも身体にフィットしている気がしました。デザインや色展開も下手に女性モデルだからといって可愛らしくしている訳ではなく、スマートにシンプルかっこいい!という印象を受け、とても気に入ってしましました。



 そして、念願のロードバイク「Liv AVAIL1 2021モデル/レインボーホワイト」XXSサイズ、¥110,000 をゲットしました!(のほしが買ってくれました)


*いざ納車!第一次ロードバイクショック

 注文より約2週間ほどでロードバイクは納車されました。お店で点検などを終え、ロードバイクの乗り方やギアの変え方など説明を受けました。初心者の私にはその位しか頭の中にピンとくるものがなく、他にもタイヤのことなど話してくれた気がしますが、全然何が何だかさっぱりでした。
 店舗での受け取りにしたため、店舗から自宅までの約7kmをロードバイクに乗って帰るという初の試練が待っていました。と言ってもロードバイクに乗るためのグッズを何一つ取り揃えていなかった私なので、今の自分が聞いたら驚くより怒るかもしれませんが、ヘルメットも、手袋もも持たずして臨もうとしていたのです。幸いのほしが一緒に自転車に乗って走ってくれたので安心感はありましたが、自転車を牽引してくれるわけでもないですし、自分で運転しなければいけないことに変わりはありません。
早速お店の脇の道路で自転車に跨ろうとしましたが、なんと足がつかないのです!「大変、足がつかない。これじゃ乗れないし降りられないよ」と。お店へリターンしサドルを下げてもらおうとしましたが、サドルの柄の長さ的に下がる位置は限られており、足がつく高さまで下げるのであれば、柄を切断するしかないと言われてしましました。私の第一のロードバイクショックだったといっても過言ではないです。「街で涼しい顔してるあの人も、この人も、みんなどうやって乗ってるわけ?」
 柄を切断することは流石にどうなの・・と思い、ひとまず下げられる限界まで下げてもらいお店を再度出ました。のほしの乗り方を見てみると、サドルに乗っているときは足は地に着かない、ペダルの一番下に来た位置が足が伸びた状態、であることが分かりました。つまり乗降車するときは、片足のみでペダルに体重をかけ、もう片方の足で踏み切る/着地するという動作になるようです。理屈はわかったけれど、実践できない。落車して怪我することや、納車したばかりの車体に傷がつくこと(店員さんにギアだけは守れって言われたばかり)、何より自分以外の通行人や自転車、車に迷惑を掛けてしまったらどうしよう…という恐怖でいっぱいになり、「やっぱりロードバイクじゃなくて、クロスバイクにすればよかった。ロードバイクなんて難易度高いやつに背伸びしちゃったけどやっぱり乗れない。返品したい」なんて考えました。のほしにとりあえずゆっくりでいいから乗ってみよう、だめだったら家まで押して帰れば良いよと慰められ、見よう見まね、生きるか死ぬか必死で自宅まで自転車を漕いだのでした。


   長くなってしまいそうなので、Part1はこれにて終了。
 


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