私の母は専業主婦だった。
周りも働くお母さんが少なかった。
そういう環境で育った私が、なぜ
結婚願望があまり無いままここまできたのかな、とふと思った(今頃？😅)。
これにも大学時代に出会ったある人の影響がある。

どうして急に大学時代の話を思い出したか。

今(9/6現在)、ある高校で社会人講師としてお話をする機会をいただいたため、その準備をしている。　高校生の前で話すのだ。
昨年につづき  2年連続でご指名をいただいた！！
『大口さんの熱い話がよかったので、今年もお願いします!』と担当者の方からの再依頼。　単純な私は嬉しくて、喜んでお受けした！！
　私の話で喜んでくれる人がいるなら、
　全力で準備して頑張るぞ～と気合が入る。　
さらに今年については「ぜひ大口さんの高校時代や大学時代の写真も入れて話をしてもらえると、高校生の子たちにいい刺激になると思います！」と言われる。　え～、そんな昔の話を?と思いながら、やってみよう！と昔々の写真を出してきている。
　パワーポイントに写真を入れながら、話す内容を組み立てているときにある人のことを思い出した。

　私の卒業した大学は、名古屋では中高大と私立のお嬢様学校として知られている。私は県立高校出身、その私立には大学からの入学で、もちろんお嬢様ではない。
　いざ大学に入学すると、ホンモノのお嬢様もいらっしゃったし、私のように一般家庭の子たちもたくさんいた(当然だ）。
　大学時代も本当に楽しくて思い出がたくさんありすぎるが、英語の勉強はあまり得意ではなかったなぁ。
(当時から経営、会計に興味を持ち始めていた。なら、経営学部に行けばよかったのか･･･)　
　そんな大学時代、ある授業で2年間お世話になった女性の講師が私たちに話をしてくれた。
　「結婚は人生に必要だと思う？」
　具体的な言葉は忘れたが、こんな感じの内容だった。
　その先生は、綺麗で、若く独身だった。海外留学の経験もあり、もっといろいろと活躍されるんだろうな、という雰囲気があった。
　当時、バブルでGOGOニッポンの時代、私の周りは、就職しても数年で結婚相手を見つけて寿退職(今でもこの言葉は使うのかな？？）をすることが当然だ、という人が本当に多かった。
　それで、私は本当はその時から結婚願望が薄かったにも関わらず、周りの「今の彼氏は〇〇大学で、お父さんの会社は△△で」とか「彼のお父さんがお医者様、彼(医学部)との結婚のために今から花嫁修業」とか、そういう話に合わせないといかんかな、と思い、「結婚願望有」組のふりをしていた。
　そんな時に出た質問『”結婚”は人生に必要だと思う？』先生はつづいて
　『結婚は、皆さんの人生において【必ずあるべきもの　ではない】ですよ。人生のオプションです。　あってもいいし、なくてもいいのです。』
と言われた。
　まだ21，22歳の私にとっては衝撃的で
「え～、結婚はオプションなんだ！！　別に、しても　しなくても　いいんだ。」と、胸にぐーーーっと入り込んだ。　あのお嬢様大学で、幸せな結婚をして奥様になることが夢、と語る学生が多かった時に、あの話ができるなんて、今思うと先生すごいわ～。その話を聞いたときは、私もとりあえず衝撃的な意見として胸にしまったまま卒業した。

　24，25歳になると続々と大学の同級生たちが結婚していった。結婚式にもたくさん呼ばれた。式場で友人の幸せそうな顔を見るのは 私もとっても嬉しかったけど、私自身がその場に立ちたいな、と思うことがなかった、実は。
　ある時、同級生が集まる場で、例の女性講師の『結婚は人生のオプション、って話、覚えてる？』と聞いてみた。
　そうしたら、その時のメンバーは覚えてなかったし、覚えてたとしても私ほどの衝撃は受けていなかったようで記憶が薄かった。
　そのことに、私はさらに衝撃を受けた。
　『そうなんだ。あの話を、こんなに強く受け止めて、くっきりと覚えているのは私だけなんだ』と。
    25歳で2度目の会社を退職し、いきなり公認会計士の専門学校へ行くわ！と言い出したり、妊娠して結婚するかと思えば未婚のまま産んでさらにシングルマザーになったり、家から逃げるように子供と飛び出してしまったり、と普通では選択しないような道を選んできた私。
でも、どの道も全て「＜自分で＞選んだ人生のオプション」と納得して突き進んできた。
　いま、その先生にお会いできたら感謝の気持ちを伝えたい！！

　　「先生の話は本当ね！
　　　人生はオプションだらけ！！
　　　どれを選んでも正解！
　　　だからこれからも何を選べるか、楽しみ♪」

後日談として、その先生は後々ご結婚されたけれど別居婚だったらしい。
　
選んだ道でオールOK😁
ただし自分の責任のもとその道を選んだときは人のせいにしないこと！

　きっと、先生も「形式にとらわれず」自由に道を選んでね、という思いがあったのかな、と思う。

　そんな感じで今日の横道それた記録は終わります。
　今から、高校生の子たちに向けたパワポの仕上げに取り組むぞう🐘。
　
　💚💛💚💛今回もお読みいただき、ありがとうございます💛💚💛💚
　書くこと大好きな私の文章を読んでくださり、本当に感謝しています。
　これから先お会いできるかもしれない人たちに、
「大口さんに出会えてよかった！」と言ってもらえるような私になるため、日々精進、精進。