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注意喚起 ふるさと納税に出品しませんか?市の委託を受けています・・・のお誘い

皆さん、こんにちは。
阿蘇小国郷ピクルス本店です。
「小規模食品メーカーの作り方~企画から販売開始までの実践講座~」
という講座を行っています。

受講者さんも増えてきて、実際に保健所の許可を得て加工食品の製造を開始して道の駅さんや百貨店さんなどの小売店さんに商品の卸売り販売を開始できた成功事例も増えてきました(^^♪

不思議なものですが(様々なシーンに共通しているのかもしれませんが)受講者さんが「さあ、商品も形になってきたし営業活動を始めよう!!」といったタイミングになった途端、変な話や変な人たちが寄ってきます(笑)

私自身はこれまで加工食品メーカーとしてある程度の経験と知識を得てきましたので
 「一般的な商習慣ではそんなこと無いよね」
とか
 「こんな話に乗って痛い目を見た話を聞いたな」
とか
 「いやいや、それ去年騙されたわ!!」
なんて、ピーンとくるので
 「それ嘘だよね (。-`ω-) 」
と一蹴しちゃいます!!

でも初めてそんな話を聞いてしまったり、美味しい話を聞かされてしまった受講者さんは心揺さぶられるのは当然のとこだと思います・・・
この記事を読んでいる方の中には、これから製造許可を取って商品を販売したいと思っている方もいるかもしれません。
もしかしたら商品を持っているがまだそれほど販路もできていなくて何とか活路を探っている加工食品メーカーの方もいるかもしれません。
そんな皆さんに注意喚起が出来たらなと思って今回の記事を書いています!
どうか騙されないで下さいね(*'ω'*)

今回は2022年、関東某所の事例です。
受講者さんからの相談を受けました。

こちらの受講者さんは保健所の許可も取ることができて、商品の作り込みや適法な食品表示ラベルの作り込み、その他法的要件もすべてクリアして販売開始を始める段階まで来ました。
そんな時に飛び込みの営業が来たそうです(不思議ですがタイミング良すぎですよね(;^ω^))。
そのお話の内容を要約すると
・市の委託を受けていてふるさと納税に出品する商品を探している
・手続きなどは全て行うので商品を出してほしい
てな感じだったようです。
商品を売り出したい加工食品メーカーにとってこんな話が来たら喜んで乗ってみたいと思うのが普通ですよね(;^ω^)

で、その受講者さんとある日の講座で話をしている時に
私「いよいよ販路開拓の活動開始のタイミングですよね!」
受講者「はい!!頑張ります(*‘∀‘)」
受講者「実はふるさと納税に出品できそうなんです!!」
私「おお!!素晴らしいっす!!」
てな感じで私も一緒に喜んでいました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

その次のタイミングの講座でのお話で
私「前回のふるさと納税のお話、〇〇市の担当者は〇〇課になるはずですけどうまい事お話は進んでいますか?」
受講者「ん??」
私「ん??」
受講者「市の担当??」
私「はい、〇〇市の担当って〇〇課ってHPに出ているので・・・」
受講者「市とは話をしていなくて飛び込みの営業が来ました・・・」
私・受講者「・・・( ˘•ω•˘ )」
私・受講者「・・・(; ・`д・´)」
受講者「こんな話がきていますが本当でしょうか?」
と経緯を聞かせてもらいました。
私「まあ、噓でしょうね(笑)」

私も確認不足でした(+_+)
そんなうまい話が簡単に来るわけがないので詳細を聞き取って確認するべきでした・・・
受講者さんにはお詫びしてさらに詳細を確認しました。

もしかしたら、本当に市の委託を受けてふるさと納税をしている個人や企業さんもいるかもしれません。
(そんな事例聞いたことが無いのですが・・・。)
ですが今回はちょっと事情が違っていたようです。
私「市の委託を受けているということですが調べてみるので会社名を教えて下さい。」
受講者「あ、・・・会社名分からないです。。」
私「・・・」
私「市の委託を受けているとのことですが市から発行されている委託を証する書面や資料は受け取っていますか?」
受講者「書類とかは何ももらっていません。。」
私・受講者「・・・( ;∀;)」
この時点で限りなく怪しいですし、まあ、黒でしょうね( ゚Д゚)

私としては白黒はっきりさせたいところでした。
同じように騙される方が他にもいるでしょうしちょっと悪質な感じがします。
この人たちが白か黒かはっきりさせることは簡単です。
皆さんもこんな話が来たら確認できるように明記しますね。

市や県などふるさと納税の業務を管轄している部署に電話して、市から委託を受けたと言っている業者が来ているのだが本当に市は委託していますか?
と聞けばすぐさま分かります。

電話する先が分からなければ市役所の代表に電話してどこに聞けばいいのか尋ねればすぐにわかります。

今回は受講者さんはこの業者から電話番号だけは聞いていたようです。
インターネットでこの電話番号を検索すると、批判的な内容が出るは出るは。。
この時点で受講者さんは騙されたと確信したようです。
実害が出る前で本当に良かったと思っています。

加工食品に限らず商品を作って販売しようとする方は販路開拓にとても苦労するはずです。
その苦労するところに甘い言葉で誘いをかけて何かしらやろうとする人たちが実際にはいます。
それで本当に利益や今後良い方向に進むメリットを与えてくれるなら良いのですが、なかなかそうはならないようです。

これから商品を作って販売しようと考えている皆さん、ご注意下さい。

こういった事例って他にもあります。
皆さんのお役に立つような内容があればまた注意喚起として記事を書いていこと思います。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
質問などありましたらコメントにお願いします。

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