20/09/17(水)

今日はついにオラファー・エリアソンの展示会「ときに川は橋となる」@東京現代美術館に行ってきた。先月行く約束をしていたのだけれど、体調がよろしくなく行けなかったのだよなー。一緒に行けてたらどうなってたんだろう、なんて思いながら。

土日は混むと聞いていたので平日に行ったけれども、それでもチケット10分待ちに入場10分待ち。ふへー。そして若い女の子の2人組が多し・・・。

そうなのよねー確かに写真映えするし、全部撮影OKだからとにかく写真撮っている人が多いこと!ずーーーーーーーっとシャッター音があちらこちらから聞こえていて(音をオフにしてくれー)ちょっとかなりうんざり。そして混んでいる美術館は私の中の嫌だリストに載っておる。

1回目はちょっとイライラして集中できず、もう一度落ち着いて回る。まぁこうやって私たちが動いて関わって驚いて不思議がって楽しんで完成する作品たちなんだよな。Your engagement has consequences. あなたの関わりは、何かの変化を生み出す。とでも訳したらいいかな。そのメッセージが一貫してある。私がそこにいてそれを見ることで、それは存在する。

一番好きだったのはやっぱり今回の展示会のタイトルにもなっている作品「ときに川は橋となる」。水の中に揺れる円たちが天井に描く揺らぎ。安心してずっと見ていたくなるような、でもどこかなんだか切なくて泣きたくなるような不思議な空間。この揺らぎがあるから生きてけるんだよなぁ、きっと。ポストカード買った。枕元に置きたい。

最初にこの展示会に興味を持ったのは、このタイトル「ときに川は橋となる」。すごく希望があって慈しみがあるというか、うまく言えないけれど。知ったときになんだか惹かれて、オラファーさんのこと調べたら面白くなってきて。Netflixのドキュメンタリーや映画をみて、展示会に行くのを楽しみにしていました。そして英語のタイトル、Sometimes rivers could be bridges.とかそんな感じかなーと思ったら、Sometimes the river is the bridge.というタイトルで。これもうまく言えないのだけれど、強くて優しい素敵なタイトルだなぁとしみじみ。今日見たものとこの言葉はずっと覚えていたいなぁ。

コレクションの方は人も少なくゆっくり見れて嬉しい。現代美術。アート。表現すること。戦後の作品たち。スタイルや方向は違えど、表現しなきゃという圧というかなんだろう流れてくるものが皆あるんだなぁって感じた。その表現の切迫感のようなもの、一体どこから生まれるのだろう。

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