へこむ日は流れに身を任せる
パリン!
今朝、掃除をしようとキッチンの小さな棚を動かしていた時に聞こえた。棚の裏側を覗くと、新品のオリーブオイルの瓶が割れていた。
ジワジワと床に広がる薄緑のオイル。真っ先に思ったのは、ああ勿体ない。次に来たのは焦り。旦那さんが怒るかもしれない。普段全く怒らない彼も、食材を無駄にした日には不機嫌になる。瓶を割ったのはわざとじゃないけど、私は大きな声で「ごめん!」と謝る。
彼は怒らず、私のことを心配してくれた。ガラス片を拾うような危ない部分は率先してやってくれた。
私は小さな棚の掃除をしてたら、それが滑っておでこに直撃。さらに、小さな箱も床へ落ちて転がる。イライラが募る。ひとつ上手くいかなくなると、次から次に神経を逆撫でするようなことが起きる。いや、こちらの心に余裕がないから、些細なことに苛立つだけか?
無事に片付けて、お昼ごはんを作ろうと食器棚を開けたら皿が全然ない。食洗機から出してないことを思い出した。いつもはお昼ごはん前に全て食器棚に戻しているのに。
今日の私は何もできていないじゃないか、と自己嫌悪。掃除道具も散らかったまま。洗濯も2回しないといけないし。
「もうええわ」
自己嫌悪と苛立ちが一周回ると、私は開き直る。
こんな時はもう、流れに身を任せる。これに尽きる。うまくいかない時はいつもと違うことをしたり、頑張ったりしたら怪我をするからだ。無理に元気になろうとするともっと辛いから、「うまくいかない日なんやわ」と割り切ろう。編み物、ゲームやアニメを観て静かに過ごそう。
こういう日はご飯、睡眠、運動もしっかり摂れているかの確認も大事だ。お腹が減っていたからイライラしたのもあった。お昼ごはんに自分の好きなオムライスを作ったら、ほんの少しホッとした。
心と体のバランスを整えながら、ゆっくり元気を取り戻そうと思う。
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