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羊文学をちゃんと聴き始めた話

夜明けが遅く、空が明るむのに時間のかかるこの冬こそ羊文学。彼女らの作る音楽は厳しい寒さに耐えて生きる我々を癒してくれる

昨年の10月、『more then words』 を聴いてビビっと来た。これが転機だった。何だかこのバンドはきちんと履修した方が良さそうだと感じ、ひとまず『POWERS(2020)』を一周。
それでは足らず何度も何度もアルバムをリピート。他のアルバムへ移りたいのに良作過ぎて抜け出せない。かくして私は羊文学の魅力にハマっていった。

年が明けてようやく別のアルバムに手が回るようになり、『若者たちへ(2018)』→『our hope(2022)』と歩を進め、研究活動は順調。最新の『12 hugs (like butterfiles)』はまだ聴きこみが足りていない。過去のアルバム、EPも近々手をつけたい。

言わずもがな気に入っている曲は数多く、今の段階ではベスト3どころかベスト10も決められるか怪しい。

バンド名にもある通り、しっかり文学しているのが羊文学の音楽。俗っぽく言うならばエモさがある。でも、もっと高尚で品のある、そして神秘を感じさせる何かがある

■神秘的な曲の例:
1999』、『OOPARTS』、『マヨイガ』、『砂漠のきみへ

一方で、羊文学の曲にはまるで女子高生のような無邪気さ、活発さを感じさせる曲も数多くある

■無邪気な曲の例:
天国」、『絵日記』、『あいまいでいいよ』、『パーティーはすぐそこ』、『変身』、『ロックスター』、『powers』

上述した通り、このバンドには全く系統の違う2つのジャンルの曲が存在するのだが、どっちが優れているとかじゃない。どっちもいいのだ。

冬が嫌いでたまらないそこの君もさ、羊文学を聴いとけばエモに浸れるし、これを機に聴いてみてはどうだい。冬の良さに気が付ける、そんな素敵な音楽がそこにある。

事の始まりとなったアルバム『POWERS(2020)』はこちら。全然youtubeに載ってないので要チェック。


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