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答えはいつも・・・No.23 ぐっと熱が上がる

今年もM-1が終わった。

年中通してお笑いは見ているものの、やっぱり毎年この時期特別。はらはらして、そわそわ、落ち着かない。

準決勝を映画館でやっていたときは、もちろん映画館で参戦。あの映画館のって結局1回か2回しかなかったような・・・復活してほしい。満席だったのになぁ。

今年は昼間の敗者復活から見て、そのまま決勝戦まで。

11月にたまたま大阪で劇場に行ける機会があった。この時期に漫才見るのって良いと思ったのは、M-1に向けてネタ調整したりするから、そんな雰囲気を垣間見れたり、実際にM-1で同じをネタを見れたりすると、あ、こないだ見たやつだってなったりして、また違う楽しみ方ができるからだ。

漫才にも色んな種類があるけど、私は完全にしゃべくり漫才派。これは完全に好みの話し。どれが良いとかってことではなくて。

私の中では「さや香」が圧倒的に一番だった。面白いのはもちろんだけど、ほんとにね、上手い、漫才が。凄いもの見せられたんだけど、っていう感じだ。1本目も2本目も、私が大好きな形の漫才だった。結果は2位だったけど、今回のM-1で、きっとたくさんファンになった人が増えただろうし、なんか良いコンビなんだよね。

元々知っていたコンビだけど、まあそこから色々漁った笑 過去から最近まで。ボケとツッコミ変えたの!?とか、その変えた背景とか、コンビ間のこととか知ってしまうと・・・好きになるよね。

かまいたちも「さや香」が一番だって言っていて、そうだよね、やっぱり。かまいたちも同じように、2人で掛け合いしていく漫才だ。好きなネタは何回も見るんだけど、落ちがわかってても笑える、この笑えるって、ふふっていう笑いじゃなくて、ほんとに面白くて笑うやつ。時間がたっても、いつ見ても飽きない。

M-1の後は、アナザーストーリーっていうM-1の裏側番組があって、これも毎年楽しみにしている。

なんだろうね、面白くて、輝いていて、でも、それ以上に切なくて。生き様みたいなものを、ほんとに自分の命をかけて戦っているのを感じられるから、これだけ惹きつけられるんだろう。

今年優勝した「ウエストランド」も、芸歴14年だったかな。一つのことをそれだけ続けて、そして光が当たることなんて、ほんの一握りのその世界で生きていくって、私にはとても想像もできないけど、ただただ「面白い」に向き合う姿は、格好良い。

そして、辞めていくコンビもやっぱり多くて。

12月31日で解散を発表した「井下好井」。Netflixのドラマ「火花」で知ったのがきっかけだった。このドラマも芸人のストーリーで、泣けるんだけど。そこからコンビの漫才も見るようになって、直接見ることは叶わなかったけど、オンラインで単独ライブを見たり。今年のM-1のネタも、正直、他のファイナリストよりも良いんじゃない?って思ったし、彼らの周りの芸人も評価している。でもそう上手くいかないのがM-1だったりもする。2006年に結成してから、結局決勝に行くことはなかった。火花の役から抜けなかったやんって言ってたけど、こんな形で終わってしまうとは思っていなかった。

こういうことがあるから、こういうことも含めて、良いなって思う。

私は私で、来年は絶対好井さんのトークライブに行く!という楽しみもできた。

漫才という表現の形が好きで。

こんなにも素敵なものを、見せてくれてありがとう。


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