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ショパンのピアノ曲、初心者や中級者が弾くならどれがおすすめ?

ショパンはロマン派を代表する作曲家で、素晴らしいピアノ曲を数多く残しました。小品から大曲までさまざまなピアノ作品を残したことから「ピアノの詩人」ともよばれています。
ショパンのピアノ曲を初心者や中級者が弾くなら、どの曲が弾きやすいのでしょうか?今回は、おすすめの曲を4つ紹介します。

初めてショパンの作品を弾くなら?

初めてショパンのピアノ曲を弾くなら、プレリュードやノクターン、そしてワルツの中から1曲を選んで演奏することをおすすめします。
短い曲やゆったりテンポの曲が多いので弾きやすいはずです。また、マズルカやポロネーズなどにも中級者向きの曲があります。
バラード、スケルツォは、より高度な演奏技術が求められます。そして大作のピアノソナタは上級者向きです。

おすすめの4曲

私がおすすめしたい4曲を紹介します。私なりに難易度もつけてみます。

プレリュード第7番 難易度★★

「太田胃散、いい薬です」のテレビCMでおなじみの曲です。楽譜はわずか1ページと非常に短くシンプルな曲なので、ピアノ初心者の方におすすめです。
和音を美しく響かせられると優美な雰囲気が出せます。優しく丁寧に弾くのがおすすめです。


別れのワルツ ★★★

ワルツ第9番は、「別れのワルツ」とも呼ばれています。別れと言っても深く悲しい感じではなく、切なさと軽やかさをもつ曲です。同じメロディが繰り返されるので、譜読みも早くできるはずです。
細かい装飾音がよく使われていますが、通り過ぎるようにせわしなく弾くと台無しです。気持ちを込めて丁寧に弾くと、優雅で美しく聴こえます。


ノクターン第2番 ★★★

どこか懐かしい雰囲気を感じる、甘く切ない名曲です。
右手で甘いメロディが繰り返し演奏されますが、そのたびにメロディが少しずつアレンジされています。細かいトリルがついたり、細かい音がつけ加えたり、といった具合です。このようにメロディが繊細に変化しながら繰り返されるのが、ショパンのピアノ曲の特徴のひとつです。
ゆったりとしたテンポで、レストランのピアノ生演奏でもよく弾かれる曲です。


子犬のワルツ ★★★★

ワルツ第6番は、明るく可愛らしい1曲です。子犬が自分のしっぽを追いかけてクルクル回る様子が表現されています。子犬はショパンの恋人だったジョルジュ・サンドの愛犬です。
ゆっくりのテンポで繰り返し弾いて、早いテンポで弾けるように練習するのがおすすめです。


以上、ショパンのピアノ曲の中から、初心者と中級者の方へおすすめの4曲について紹介しました。気に入った曲があれば、ぜひ挑戦してください。


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