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不登校児の母に効いた!本の紹介 ~手元に置きたいお守り本〜

こんにちは! 大好きな10月がやってきました

それなのに・・・ 
季節の変わり目で 体調を崩しております
確か昨年も 長男が9月中旬から学校に行かなくなり
絶賛不調なわが家だったのを 思い出しました・・・

大好きな10月のはず・・・ もうちょっとしたら回復するぞ~

さて 不登校に悩んでいる親御さん 
日頃どうやって情報を取っていますか?
ネットで 色々と検索したくもなりますが 
ネット情報に振り回されて 疲れることもありますよね・・・

私の場合は読書が好きなので 本から必要な情報を取ったり
本の言葉から 「必要な言葉」だけを 抜き取り 
それに勇気づけられたりしています

今回はわが家の長男が 不登校になってから
むさぼるように 読んだ本の中で 
心の支えになったお守りのような本を いくつか紹介してみようと思います

「ボロ泣き必須」の一冊

「学校に行かない君が教えてくれたこと」著者:今じんこ
・発行・発売:はちみつコミックエッセイ
・2023年4月15日発売

不登校を経験した親子なら
あれもこれも思い出して ボロ泣き必須の一冊である
漫画なので非常に読みやすい

わが家は手に取ったのは 不登校から半年後
不登校の初期の家庭にも とてもおすすめの本!

どの エピソードも「わかる わかる~(泣)」と
不登校を経験した親しか分からない 苦労話が盛りだくさん

著者が不登校初期に 家でも学習をさせようと必死になった話
相談機関に あちこち たらい回しにされた話
母子登校を頑張った結果 親子でメンタルやられた話
壮絶な不登校初期を振り返って
著者と息子君が今感じていること等が 赤裸々に描かれている
優しいタッチのイラストで ほっこりしながら読むことができた

わが家の長男が 「マンガじゃん!」と言って 黙って読んでいた
当時の色んなことを思い出したようで すすり泣いておった・・・
たまらず私も「あの時、無理やり登校させようとしてごめんね…」と
肩を抱き合いながら 泣いたっけな・・・

そしてこの本こそ「学校関係者にこそ読んでほしい」のである
なぜならこれは 著者1人の経験ではなく
不登校経験者が誰もが通る道だからである

学校関係者、不登校を支援する立場の方
もしくは「不登校なんて怠けだ!」 もしそう思う方は

不登校の家庭を垣間見るような気持ちで
一度読んでみてほしい本です
息子でも読めましたので 大人も読めます

「頑張らなくても 大丈夫」と思える一冊

「7歳までのお守りBOOK」西野博之著
・発行・発売:ジャパンマシニスト社
・2015年2月25日発売

「10歳からの見守りBOOK」西野博之著
・発行・発売:ジャパンマシニスト社
・2015年4月25日発売

この2冊の本は 長男の不登校を理由に 前職を退職する際に
子育て支援に関わっていた 知人から
「私のお守りのような本なのよ」と言って 贈られた本
その気持ちが嬉しくて 今は私の宝物

著者の西野氏は 不登校の子どもの居場所づくりに関わってきた方
川崎市子ども夢パークの所長でもある

赤の本は 7歳までのお守りブック
まさに ずっと手元に置いておきたい お守りのような本

青の本は 思春期を中心に書かれおり
不登校になったわが子に悪戦苦闘する親へ
優しい言葉で 「だいじょうぶのタネをまこう」と 伝えてくれる

心が疲れてきたときに 
ふっとページを開いてみると
正しさに縛られない たくさんの「大丈夫だよ」のメッセージに
心がふっと 軽くなるかもしれないこ

※こちらの青い本は、出版社でも在庫切れらしく、手に入れるのがなかなか難しそうです・・・

・まず、自分の「ものさし」を疑ってみよう
・親が見ていない時間とすきまが欲しい
・「食う、寝る、出す」を気に掛ける 親にできることってこれぐらい
・先回りして「次の居場所」を探さない
・「この私でいいんだ」って思えたら、子どもは自分で動く
・たかがゲームだけど、命をつなぐツールでもある

「10歳からの見守りBOOK」著者:西野博之

「不登校でも学べる場所」についての最新の情報本

「不登校でも学べる」著者:おおたとしまさ
・発行・発売:集英社新書
・2022年8月17日発売

不登校になったら、学びはどうするの??
親だったら まずそう思うのではないか

この本には 一般的な学校とは違う場所で 生き生きと過ごし 
それが結果的に 生きる学びとなっている場所について 複数紹介している
この中では 居場所として「森の教室」が紹介されていて 
勉強が大嫌いな息子も こんな場所だったら
居場所として 過ごせたのかもしれないな と思ったりした

中学高校と 不登校の悩みは 今後も続いていきそうなわが家だが
今話題のN高のような 通信制高校にも触れられており
本人が いつか学びたいと言った時に 
並べてあげられる選択肢は 意外と多いじゃないかと 
すこし 安心したのを覚えている

「不登校を受け入れられた今」ミラクルヒットした一冊

「子どもの宇宙」著者:河合隼雄
・発行・発売:岩波新書
・1987年9月21日発売

とある きっかけで
河合隼雄氏の本を 図書館で借りて いくつか読んだのだが
ある一節に心惹かれ 
この本だけは 手元に置きたいと購入した本である

その一節がこちら…

子どもの宇宙
この宇宙のなかには 子どもたちがいる
これは誰でも知っている

しかし ひとりひとりの子どものなかに 宇宙があることを
誰もが知っているだろうか
それは無限の広がりを深さをもって 存在している

大人たちは 子どもの姿の小ささに 惑わされて
ついその広大な 宇宙の存在を忘れてしまう

大人たちは 小さい子どもを 早く大きくしようと焦るあまり
子どもたちの中にある 広大な宇宙を 歪曲してしまったり
回復困難なほどに 破滅したりする

私はふと 大人になるということは
子どもたちのもつ このような素晴らしい 宇宙の存在を
少しずつ忘れ去ってゆく 過程なのかとさえ思う

それでは あまりにもつまらないのでは なかろうか

「子どもの宇宙」著者:河合隼雄

内容については 私が紹介するには値しないくらい 素晴らしい本なので
ぜひ気になった方は 手に取って隅々まで 読んでいただきたい

不登校に限らず 子育てに悩む親には 
河合氏の優しいまなざしに 自分まで癒される想いがする一冊
もう数十年も前に書かれた本であるのに 何ひとつ色褪せることがない


臨床心理学者として 心の問題に向き合ってきた河合氏であるからこそ
その小さくて 素晴らしい 子どもの可能性について
改めて 問いかける一冊ではないだろうか


まだまだ紹介したい本は ありましたが
今日はここまで

いかがでしたでしょうか? 
年間数十冊は 読書をしているのですが 
アウトプットしないと 勿体ないかな…と思い
「不登校関連の本」に特化して 書き残してみました。

もし読んでくださった方は、読んだ感想や
おすすめの本がありましたら ぜひ「この本 良いよ!」と 
コメント欄で教えてくださると と~っても励みになります^^


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