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畑に春が来た2023

畑に行けないときって、全然行けない。

ずっと行けないと、行くのがこわくなる。

ほったらかしたものがどうなってるのかみるのが。

色々考えはじめるとまた行けなくなる。

今日は夫が背中を押してくれた。
ありがたい。

晴れて、風も強くない。

畝間の通路にまいた緑肥作物のへアリーベッチが
わさわさと育っていた。

イメージ通りで嬉しかった。

畑に草が生えているというか、

柔らかい草の野原の中に畑がある、みたいになった。

私は気がついた。

野原のような自分の畑に満足している。

私が畑をするのは、

家計のためでも
新鮮な美味しさのためでも
何かの理論の証明のためでもなく

ただ、
みんなに優しい、
やわらかい野原を作りたいんだ。

自分でもびっくりした。
何という理由だろう。

そんな理由で畑をしていいのだろうか。

していいも悪いも、
もうしちゃってるし。

とりあえず流れのままに、
思う通りにやってみよう。

レナード・バーンスタイン作
ミュージカル「キャンディード」より

Make our garden grow

「芳しい花も美しい木もゆるぎない大地に根を下ろす」
「私たちは清くも賢くも善良でもない」
「でも出来るだけやってみよう」

「私たちの庭を育てていこう」

大好きな歌です。

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