絢@高知

2017年12月から高知県在住。2020年頭からnoteが日課。自分の心身歴や母業を通…

絢@高知

2017年12月から高知県在住。2020年頭からnoteが日課。自分の心身歴や母業を通して「自然の循環の仕組みと知恵」と「次世代に伝える価値」を日々模索中。日本史地学生物など土や土地の記憶を掘る系が趣味。埼玉県出身。兵庫県と岩手県にルーツを持ちそれぞれを愛している。

マガジン

  • グリーフケア・母を亡くした43歳

    自分が大人だって、お母さんが後期高齢者だって、頭で「いつか人間は死ぬ」と知っていても、死別は心に大きく穴をあける。悲嘆は避けられない。その記録。

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高知からお届けします

高知に興味がある人も、 私に縁がある人も、 今日から ここから 高知暮らしを お届けします。 いまはもうない、 五台山展望台にて。

    • 母亡き後の医者めぐり③左半身の感覚異常

      3月から内科、眼科ときて、 脳神経科である。 今、最先端。もう医者めぐりはここまでにしたいものだ。 愛媛と高知西部で大きな地震があった日の翌日、 青森の母の従姉のおばさんからお見舞いのお電話をもらった。 話終わった後、 立ち上がったら、 左脚がなんか重い。感覚が鈍いような。 左脚に負担をかけた覚えもなく、 電話を切るまではなんでもなかった。 なんだろう、 とじっと感覚が戻るのを待っていたが、 なんか左手の感覚もおかしい。 しびれてる、とは違う。 どこか痛くもない。

      • 母亡き後の医者めぐり②飛蚊症の悪化?

        母を看取るために埼玉に戻っていたときから、自分の目の違和感があった。 夜見えにくい。 それから、視界にある透明な糸くずのようなものご、増えた。 見えにくい、と感じてたものを職場の同僚に話すと「それは老眼よ。仲間ね」と教えてくれた。 老眼、か…。43だから、老眼でもおかしくない。 ほっとしたような、がっかりしたような。 でも、老眼はトレーニングがあるもんね。 といそいそと、視力回復トレーニングを始めた。 ただ、もう中学くらいから強度近視でメガネなので、 老眼だけで

        • 母亡き後の医者めぐり①過活動膀胱

          3月に膀胱炎になった気がした。 気がした、というのは、病院に行かずに一回回復したからだった。 腎があまり強くない私は 膀胱炎とは、長い付き合いで、弱って冷えると出てくる。 それでも、随分と久しぶりで、最後に受診したのはまだ高知に来る前だった。 軽いのなら、温めて、水分を大量にとって菌を体から出してしまえば、治る。 幸い痛いのは経験がなく、ひたすら超不快な残尿感なのだった。 かくてセルフケアで一度落ち着いたと思ったら、 2日後くらいに明け方尿意で目が覚めた。 ただの尿意では

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        • グリーフケア・母を亡くした43歳
          24本

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          急な展開で約20年ぶり2回目の頭部MRIに入ることになった。昼食後だったので検査中寝てりゃいいか、と臨んだが「眠らないで」と看護師さんから事前指示。眠いのに、指示通り眠らないようにひたすら聞こえてくるMRIの機械音に脳内ツッコミを入れ続けた。なぜ睡眠禁止かは科学的根拠ないらしい。

          急な展開で約20年ぶり2回目の頭部MRIに入ることになった。昼食後だったので検査中寝てりゃいいか、と臨んだが「眠らないで」と看護師さんから事前指示。眠いのに、指示通り眠らないようにひたすら聞こえてくるMRIの機械音に脳内ツッコミを入れ続けた。なぜ睡眠禁止かは科学的根拠ないらしい。

          1997年4月18日。2024年4月18日。27年の時を越えて、やっとあなたに心から手を合わせられる。すべては終わった。あなたの病みや本当の心の中を知ることは私が生きてる内には叶わないだろう。母を通してあなたに傷つけられることはもうない。違う時代にまた出会いましょう。幸せな形で。

          1997年4月18日。2024年4月18日。27年の時を越えて、やっとあなたに心から手を合わせられる。すべては終わった。あなたの病みや本当の心の中を知ることは私が生きてる内には叶わないだろう。母を通してあなたに傷つけられることはもうない。違う時代にまた出会いましょう。幸せな形で。

          今日のぽちゃ古代・どぐうの「かいこ」とビションフリーゼの「ぽんぽん」は、れんげ畑に誘われて行ってきました。水田にする前にマメ科のれんげを生やして(冬前にタネを蒔きます)、空気中の窒素を取り込み根に固定します。それをすき込むと、土に窒素分が肥料として供給される、という農法です。

          今日のぽちゃ古代・どぐうの「かいこ」とビションフリーゼの「ぽんぽん」は、れんげ畑に誘われて行ってきました。水田にする前にマメ科のれんげを生やして(冬前にタネを蒔きます)、空気中の窒素を取り込み根に固定します。それをすき込むと、土に窒素分が肥料として供給される、という農法です。

          やわらかいみどりの日に

          日本の滝100選にも選ばれている名瀑に、 ぽちゃ古代・どぐうの「かいこ」と ビションフリーゼの「ぽんぽん」がお散歩にいきました。 お散歩といえども、山の上で、山の中。 ハイキングの装備は必要ですので、 お出ましの際はお気をつけて。

          やわらかいみどりの日に

          叫びたいくらい好き

          田んぼに水が入る、 小さな苗がゆれる。 瀧の瀬に似た、水路の水音 空が大地に映る。 私が生まれた町には少しずつ田んぼがあった。 どんどん、住宅になっていったけど。 幼い頃間近で見てた田んぼの 田植えの頃のことは記憶にない、のに。 ここに「帰って」きて、 憶いだした。 大地の枯れる12月、 ここに初めて立った時の 誰も彼も知らない、 土地のことも知らない 場所の花も緑もない、 寄る辺ないさみしさが 3月、水路が干上がる人為的な水どめが終わり、 広大な面積の田に

          叫びたいくらい好き

          SNSをやめる

          下の子が生まれて2歳あたりで始めて7年目になったSNS(メタ系の)、どうやら向いていない。 辞めたい、と思う。 やってない友達もいるから、 辞めることは簡単なんだけど、 子どもの成長記録として残してるものを消去するのにためらいがある。 一回試みたけど、地味に大変だった。 自分の子ども絡みなので勢いで全消去するには惜しい。 今年、仕事をやめたら、 ゆっくりデータを移行して、 やめよう。決めた。 SNSで幸せな人もいるけど、 私は向いてなかった。 楽しい時もあったけど

          SNSをやめる

          さみしくないなんて嘘はつかない。選べない喪失が、予期せぬ喪失を呼び、そしてまた遠くない時期に自分で選んだ喪失が控えている。ゲシュタルト崩壊しそうな喪失の並び。この世はプラマイ、陰陽なので、喪失には獲得がセットなのだが、こうも喪失ラッシュだと獲得に気がいかない。エネルギーがいる。

          さみしくないなんて嘘はつかない。選べない喪失が、予期せぬ喪失を呼び、そしてまた遠くない時期に自分で選んだ喪失が控えている。ゲシュタルト崩壊しそうな喪失の並び。この世はプラマイ、陰陽なので、喪失には獲得がセットなのだが、こうも喪失ラッシュだと獲得に気がいかない。エネルギーがいる。

          夢の中でお母さんと大声でさけぶ。花を愛した母のいない春。

          夢の中でお母さんと大声でさけぶ。花を愛した母のいない春。

          面長の証明

          思春期というのはとかくルッキズムに囚われるものだ。 うちの中学生も穴が空くほど鏡を見ては一喜一憂している。 私は近眼だったのもあったし、 くせ毛全開でメガネでニキビで、 家庭にゴタゴタ(祖母の認知症、ご近所トラブルなどなど)を抱えていてメンタルも落ちていた思春期は、 鏡の中の自分をじっと眺めるのが苦痛だった。 プロの手を借りなくてはどうにもならないくせ毛、 現実逃避したくて暗がりでマンガを読み、どんどん近視が進んでいく。 見えてる世界も選択肢の範囲も狭い子どもの、 と

          面長の証明

          このnoteを初めてすぐくらいのときに神戸の叔父さんが亡くなった。コロナの中で、お葬式にも行けず、自分の家族にも埼玉の実家にも、不穏な逆風が長いこと吹いていた。やっと叔母さんに会いに、叔父さんに手を合わせに行けた。六甲山に登るのは子どもの時以来2回目。春の六甲山の空気は、優しい。

          このnoteを初めてすぐくらいのときに神戸の叔父さんが亡くなった。コロナの中で、お葬式にも行けず、自分の家族にも埼玉の実家にも、不穏な逆風が長いこと吹いていた。やっと叔母さんに会いに、叔父さんに手を合わせに行けた。六甲山に登るのは子どもの時以来2回目。春の六甲山の空気は、優しい。

          深い喪

          身体がおかしい。 日常生活が最低限のことしかできない。 頭では働きたいのに、 身体の深いところで拒否してる感じ。 春のせい、なのかもしれないし、 諸々、色々の複合なのかもしれない。 40も半ばに近づけば、それなりの老化現象もおかしくない。 が、周りを見れば、 働き盛りだ。 いまの私は、 とてもそんな風ではない。 母を亡くしたこともそうだけど、 その他環境の変化、自分の身体の変化 深い喪失感が 足元をぐらつかせる。 簡単に言えば、どこに拠り所をとればいいのかわか

          八甲田山のパウダースノー

          YouTubeで「八甲田山雪中行軍遭難事件」の動画をラジオがわりに聴いていて 「パウダースノーの雪原は踏み込みにくく、隊列は雪をかき分け顔だけ出して進んでいた」 ということを知り、 3歳から雪の積もらぬ高知平野に住み、 そもそも雪原の記憶がない 小学生の下の子に教えると 「それ知ってる。マイクラでやってた。パウダースノーだと全然歩けないって」 とまさかの返事が返ってきた。 マイクラやってると岩石などに強くなるとは聞いていたが、 結構有益性が高いのは本当らしい。

          八甲田山のパウダースノー