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出家願望

家出ではなく、出家(しゅっけ)。

僧侶になること。

ティーンエイジャーの頃、全くモテなかったので、

「このままモテそうにもないし、尼さんになろうかな」

と言ったら母に悲しげに止められました。

モテる努力もしない横着な10代女子のたわごとでした。

全国の尼僧の皆様、たわごと言って本当にごめんなさい。

愛読していた漫画「なんて素敵にジャパネスク」の主人公がしょっちゅう叫んでいたセリフが、

インストールされていたのです。

平安時代は、高貴な姫は結婚するか尼になるかの2択だったみたいですね。

高貴な姫ではないっつーの。

母が関西人でノリツッコミできればそう突っ込んでいた所でしょう。母は東北人なので。

(ちなみに関西圏の人皆がノリツッコミできるわけではありません)


今思えば、そんなことを言ってる間にもっとマジで鏡とにらめっこしておけば良かったのですが、

自分のアラしか見えない気がして鏡を直視できずにいました。

ど近眼だったのも、一因かもしれません。

40になってみれば、何もせずともぴちぴちしていたあの頃よ。


尼僧になるのは、とても厳しい修行を経ないとならないそうなので、

もやしの私なんぞは修行の途中で涅槃(あの世)に行くクチだったと思います。

瞑想とかもすぐ雑念わいて噴き出すクチなので、

よくよく考えてみると学校の教師と同じくらい向いておりませんが、

静かに庵を結んで、

畑を耕し、訪れる人をもてなして、

祈り、経を読むというのは

出家せんでも、出来るよなあと、

最近考えてます。






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