見出し画像

母亡き後の医者めぐり②飛蚊症の悪化?

母を看取るために埼玉に戻っていたときから、自分の目の違和感があった。

夜見えにくい。

それから、視界にある透明な糸くずのようなものご、増えた。

見えにくい、と感じてたものを職場の同僚に話すと「それは老眼よ。仲間ね」と教えてくれた。

老眼、か…。43だから、老眼でもおかしくない。

ほっとしたような、がっかりしたような。

でも、老眼はトレーニングがあるもんね。
といそいそと、視力回復トレーニングを始めた。

ただ、もう中学くらいから強度近視でメガネなので、
老眼だけではなく色んな眼科リスクは持っている。

視力回復トレーニングを心がけるようになったら
糸くずが大変視界に気になるようになった。

明らかに増えた。母を看取る前より。

明らかに視界の中の糸くずが風景をみるのにジャマなのだった。
こんな風に感じるのも初めてだった。

飛蚊症の症状が増えたら眼科に、と
ネット検索には出てくる。

緑内障、網膜剥離…失明。
色んな可能性の言葉が踊る。

いよいよ眼科に行く決意をして夫に言うと、
「出来るだけ揺らさない方がいい!」と
眼科まで送迎してくれた。

実は夫は数年前、網膜剥離をやっていて、幸いレーザー手術で事なきを得ていた。

レーザー手術の準備に大きめのタオルを持っていくように教えてくれた。
とりあえず涙とか鼻水が止まらないから、と。

夫はいま、目を酷使する仕事を続けている。
もし網膜剥離でも、なんとかなる、と自分にいい聞かせた。

でも、怖かった。

結局、一通りの検査で
緑内障でも網膜剥離でもなく、
近視に伴う飛蚊症のみということがわかった。

眼科の先生も中学の頃から近視の飛蚊症には悩まされているようで、
軽妙な語り口で慰めてくれた。
近視の我々は
付き合うしかないんですよね、と。

でも、心底ホッとした。

まだまだ運転出来ないと困る。

検査に行って良かった。

元々心配症なのだが、
母が亡くなった後の私の心は

「電池残量わずかのところなんとか日常を送っているのを、ストレスで睡眠が乱れて全然充電量があがっていかない」

のが基本なので、
いつも以上にネガティブにひっぱられやすい、のが、
わかった。

心弱い、ということだ。

心の弱みにつけこんで…みたいな文脈をよく見るが、
心が弱ってる人が、
まともな判断や感覚をもってると
思わない方がいいんだなあ、と身をもって今
感じている。

なので、しょっちゅうネガティブに傾いた文章をここに書くけど、許してほしい。

リアルでは
さすがのヘタレな私も
母を亡くした後の気持ちの弱さを
そうもしょっちゅう、聞かれもしないのに
積極的には出せないのだ。

でも、まだまだ本当はずっと
平常ではない。

ちょっと揺らいだら
一つ一つ、わかることは明らかにして、
不安をつぶしていくしかない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?