傷つく弱さは悪なのか。
騙される方が悪いんだ、
というのは間違ってる。騙す方が悪い。
騙されたくなかったら勉強するというのは間違いじゃない。
論点が違う。
油断してる方が悪いから犯罪被害にあっても仕方ないというのは間違ってる。
悪いのは100%犯罪者。
被害を防ぐ為に出来ることがあるのは、間違ってない。
いじめも同義。
論点がずれがち。
ささいなことで傷つくのは気持ちが弱いのが悪いんだというのは、どうなんだろう。
自分の傷さえ認められない人、決して優しくはない環境を乗り超えてきた人たちがよくいいがちな気がする。
そんなことでいちいち傷ついてたら、この社会で生きていけないぞ、と。
その言葉で確かに半分の人は強くなり傷を乗り越えて、
半分の人は傷をえぐられ社会的な死を思うのかもしれない。
弱いものは淘汰されるのが自然界の掟だろうけど。
そういうのが嫌だから自然に反する人間の科学が進歩してきたんじゃないのか。
私は自分に投げられた言葉から受けた傷を運良く乗り越えられたけど、
自分が受けた叱咤激励を子どもたちに言うべき言葉なのか、ためらいがある。
ケースバイケースなんだろうけどね。
自分の経験知だけで単純化して、思考停止になった言葉を投げたらいかんかなあ、とは思ってる。
自分の世界なんて、狭いもんだから。
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