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月刊汁マガジン

元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。 [特に高評価された話題] ・表現規制… もっと読む
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#酒場

酒場の完成形でありど真ん中といえばこのグループ(ニュー加賀屋 両国店/両国/居酒屋)

どこもかしこもちゃんこ屋だらけで、地元民が外食する選択肢が極めて限られている事で有名な墨田区両国。しかしそんな街にも(少数とはいえ)オアシスのような酒場が存在する訳で。 その代表的な存在がここ。ニュー加賀屋の両国店である。 加賀屋といえば、以前にも解説したが板橋駅エリアを発祥の地とし、気付いたら東京都内を中心に何軒も暖簾分け店が増殖した居酒屋のテンプレートのようなお店。"孫" まで入れれば、加賀屋のDNAの入った店は相当な軒数になるんじゃないだろうか。 で、この加賀屋グ

絶妙な立地!味もヨシ!コスパもヨシ!な錦糸町のもつ焼き屋(もつ焼 大喜/錦糸町/もつ焼き)

錦糸町駅から徒歩数分、京葉道路沿いの江東橋のすぐ近くに、以前から気になって気になって仕方がないもつ焼き屋さんがあった。 お世辞にもキレイとは言えない外観なのだが、常にお客さんで賑わっており、機会があったら入ってみたかったのだが、子連れで入れる店なのか分からなかったため中々チャンスがなかった。 もつ焼き屋のような完全大人向けの店って、子供が入れない店が多いのよねえ。好物を聞かれて「シロのタレ焼き!」と即座に答えるアホな息子を持つ親としては非常に難儀な話である。 それがある

【墨田区が誇る名居酒屋】もつ焼きを頼まなくても成立するもつ焼き屋!(稲垣本店/本所吾妻橋・駒形/もつ焼き)

本所吾妻橋駅から徒歩3分ほど、墨田区役所の前の通りを少し南下した辺りに、稲垣という大人気のもつ焼き屋がある。 この駒形の本店以外にも、森下やスカイツリーの目の前にも店があるのだが、どこも連日大人気のようだ。 で、いきなり余談だが、稲垣本店の凄いところはその広さである。 地図で見るとごく普通の店舗に見えると思う。中に入ってみるとそれなりの席数があるのだが、それでもよくある席数に余裕のある大衆居酒屋程度の規模だ。 ところが稲垣が凄いのは、裏にあるどう見ても民家にしか見えな

「立ち食いそば?居酒屋?」マルチな営業形態の立ち飲み屋でひとり酒(丸源/錦糸町/立ち飲み)

先日は錦糸町の老舗酒場である小松を紹介した。 近頃の錦糸町は新しい店が増えまくっており、特に南側はラーメン屋など独身男性用の店が目につく。一昔前まで錦糸町の代名詞だったエスニックは、比率としてはだいぶ低くなっている気がする。 そんな激しい入れ替わり期を迎えている錦糸町では、昔ながらの酒場も減って行く一方なのだが、人気店だけが繁盛していてそれ以外は淘汰されるという状況にあるようだ。 今回ご紹介する丸源は、そんな勝ち組酒場のひとつ。この店の営業形態はちょっとややこしくて、基

女房と2人で久々に酒場呑み(小松/錦糸町/酒場)

思えば板橋区で女房と同棲していた頃は、稼いだ金の殆どが酒と肴に消えるという明日なき生き方をしていた。 ところが近頃は子供がいるせいでほぼ毎日家飯。台所当番はボク。なんて健康的な生活なんでございましょう。 だがしかし、そういう生活が続けば続くほど、小さなチャンスを最大限に活かそうと虎視眈々と機会を伺うようにもなる訳で。 そんなある日、息子がスポーツの試合に参加するため半日いないという絶好のシチュエーションが!ががが! そんなスペシャルな日だというのに、我々夫婦が選んだ店

たまの外食で子供に「何が食べたい?」と聞いたら食い気味に「伝串!」と言われる悲しみ(新時代)

昨年の12月、ヤボ用で家族で赤羽を訪れた際にたまたま立ち寄った伝串で有名な新時代。 ここで初めて伝串を食べて心を奪われてしまった息子は、その後なにかある度に「伝串食べたい伝串食べたい……」と繰り返すように。 どんな違法薬物が入ってるんだという話である。 そんなある日、息子を連れて外出する機会があったので、ついでに外でご飯を済ませてしまおうとしたのだが…… 息子様のたっての希望により、貴重な外食チャンスが新時代に潰される図 どうも着実に店舗を増やしているようで、気付い

酒飲みブログの先輩と浅草橋でハシゴ酒

私は2000年頃から個人サイトをやっているのだが、言動がナニがアレなためか、脳死だとかネットバトラーだとかネットゴロだとかネトウヨだとか、ロクなレッテルの貼られ方をして来なかった。 そこで、自ら「グルメブロガー」を名乗り出したのだが、そのうち本当にグルメブログ界隈の人々と接点が出来て、気付いたら「板橋専門グルメライター」として、板橋区の公式ガイドブックの執筆を任されるまでになってしまった。 いやあ、ハッタリというのはカマしてみるものである。 そんなインチキグルメブロガー

ネズミーランド後に夕飯難民になったボクらを救ってくれた南行徳の名店(彦酉/南行徳/居酒屋)

昨年12月のこと。12月生まれの息子の誕生日プレゼントにと、某ネズミーランドをご馳走してくださった方がおられた。ありがたやありがたや。 だが、ネズミーの国に行くたびに直面するのが「ご飯どうしよう?」という悩みである。これが園内で遊ぶ日ならばイクスピアリ辺りの適当な店を予約すればいいかとなるが、問題が遊び終わって園外に出たあと。 園内は何をするにも金がかかるので、最低限の必要な物以外は我慢しようと考えてしまう貧乏性の私なのだが、かといって千葉県には全く土地勘がなく、どこに行

近所から大好きなもつ焼き屋が失くなってしまった悲しみを癒やすため浅草橋へ(串屋横丁浅草橋店/浅草橋/もつ焼き)

当noteで何度か紹介している串屋横丁というもつ焼きチェーンがある。ここはチェーン店としては珍しく、個人経営の名店に迫るクオリティを維持しており、なおかつ安く、とても重宝している。 ただここはある意味で卑怯で、経営元がそもそもモツの卸問屋をやっていて、直営農場も持っている。そのため生産から加工まで自前でやれるからこそのハイクオリティ・低価格なのだ。 ついこの間まで、オラが町・両国にもこの串屋横丁があったのだが、繁盛していたはずなのに内部のゴタゴタがあったようで、よく分から

さらば、アタイが大山で一番好きだったお店(神谷/板橋区大山/大衆割烹)

先日アップした記事のとおり、昨年のクリスマスイブは愛する板橋で痛飲暴食祭りを繰り広げた。 なぜわざわざクリスマスを板橋で過ごしたのかと言えば、2022年一杯で閉店してしまう大好きなお店に最後のお別れをするという目的があったのだが、どうにも消化不良だったので、年内にもう一度尋ねることに。 という訳で再びやって来ました大山・神谷。今回は都合により女房息子とは別行動だったため、お店で待ち合わせすることに。 それにしても、本当にこの店を失うのは辛いなあ……。こんな癒し空間は作ろ

『板橋区専門ブロガー』時代を思い出して、息子に「板橋的に正しいクリスマス」を教えこんでやった 前編

息子の誕生を期に、生まれ育った板橋を出たのが今から約8年前のこと。忘れもしない2014年の冬のことじゃった。 それまでは「板橋専門ブロガー」を名乗って、主に板橋区内の飲み歩き情報ばかり更新していたのだが、そんなハッタリが効いたのか、板橋区公式の観光案内本の執筆を任せていただけるまでに。 これほどまでに板橋を愛し板橋に愛されていた(自称)アタクシが、まさか墨田区民になる日が来るなんて思いもよらなかった。 前置きが長くなりましたが、板橋時代はかなり狂ったクリスマスを送ってい

ずっと紹介しそびれていた「秋葉原で最高の立ち飲み屋」(アキバの酒場/秋葉原/酒場)

ずっと前に紹介したつもりになっていたのに、実は一度も紹介していなかった酒場が秋葉原にある。 それがこのアキバの酒場さん。場所は秋葉原駅を昭和通り口から出て、神田川を渡って、すぐを右折した先。写真のように入口がだいぶ奥まっているので、見過ごす可能性があるので注意。 忙しい時間端だと列びが出来ていたり、店から客が溢れ出ていたり、だいぶ賑やかな絵になるので気づけるはず。 だが、そういう時間帯だと「店に入れない」 というバッドエンディングルートに突入する可能性が高いので、一応その

家族3人(1人小学生)での夕飯を酒場で済ませるというDQN家族ムーブを楽しんでみた(串屋横丁両国店/もつ焼き/両国)

家族3人で外出したものの、思ったよりも帰りが遅くなってしまい、晩ごはん難民になってしまいそうだったある日のこと。 両国駅前の飲み屋通りをママチャリで疾走していたところ、いつも満席が当たり前の人気のもつ焼き屋が珍しくガラガラだった。 ここは過去に何度も紹介している、「チェーン展開しているお店なのに下手な個人店よりもよっぽどクオリティが高くて安いという夢のようなもつ焼き屋」である。 子連れでもつ焼き屋というのも中々パンチ力のあるDQN家族ムーブではあるが、他の店を探す気力も

夏休みのノルマを頑張った息子にオヤツのご褒美をあげてみた(西口やきとん/浅草橋/やきとん)

子供にとって夏休みは意外と忙しいもの。コロナ禍真っ最中なのでプールや海遊びに連れて行ってやれないのが心苦しいが、課題・宿題は山積みな訳で……。 そんなムチばかりでアメがない生活も可哀想なので、宿題を頑張ったある日、オヤツに大好物のもつ焼きを食べさせてあげることにした。 大好物がもつ焼きというのもどうかと思うのだが、シロのタレ焼きが好物筆頭なので仕方ない。親を見て育ってしまったのだと納得するよりない。 そんなこんなで、齢7歳にしてもつ焼きにうるさい息子が一番好きなのは、浅