パチンコ業界を一度潰して清算すべき理由 その2

パチンコ業界を一度潰して清算すべき理由
その1 https://note.mu/oharan/n/n331d94cc2975
その2 https://note.mu/oharan/n/n649e0fb3dd81

パチンコ業界で起きる数々の事件

前回の記事の最後に、パチンコ業界には脱税以外にもヤバイ部分があると書いたが、パチンコという ”ギャンブル”(あえてギャンブル・賭博と呼ぶ) には常に黒い噂が囁かれ続けて来た。その代表的なものが「遠隔・裏ロム」だろう。
遠隔とは遠隔操作の略で、ようは店側が任意に台を大当たりさせたり、また大当たりのフラグを潰したり出来るというもの。
パチンコ屋はこの遠隔を使って出玉を制御しているという噂が流れ続けているのである。

この話題を出すと、パチンコ業界の側は「そんな事がある訳ない」という反応をするのがお約束なのだが、長いパチンコの歴史の中で、直近の20年に絞っても、遠隔や改造がバレて摘発されたパチンコ屋は1軒や2軒ではない。

事実としてインチキバレした店が数多くあるのだから、パチンコ業界の「ない」というウソは通用しない。前例があるのだから「ない訳がない」のだ。
もし仮に「パチンコ屋は遠隔などしていない」と言うならば、業界の努力で向こう20年くらい遠隔を始めとする詐欺行為で摘発される店が1軒も出ないようにしてみろという話である。
「あっても少数派だ」という意見ならばまだ聞くべきところはあるが、「ない」と断言するヤカラは信用してはならない。

ただ注意が必要なのが、私は過去に元パチンコ店の店長などへ聞き取り取材をした事があったのだが、そこで言われたのが「遠隔で当てるのは客へのサービスがメイン。遠隔で出さないというのは考えにくい」というもの。
ところがこの意見もまだウソがあり、昔から 「店が客寄せのためにサクラに打たせている台を出しまくる」というケースも多かった。

そもそも、どうして遠隔に対してパチンコ業界が言い逃れをするのかといえば、システム的にブラックボックスが多すぎるからだ。客の立場では確認のしようがない。「どうせバレないから」と思っていれば、そりゃどんな強弁でもできますわな。

よって、上で挙げた遠隔事件などが1件でもあれば、客は「全ての店がそうしている」と考え、自衛するよりないではないか。
「遠隔だ!」という声は滑稽だし、言ってることが幼稚なのは重々承知だが、実際に遠隔バレで摘発される店があり、そういった悪徳店とそうでない店の区別など外部の人間にはわからないのだから、遠隔を叫ぶ客と、それを嘲笑する店とがあった場合、悪いのは店であり、そうした疑いを晴らせず今までやって来てしまったパチンコ業界の方である。
疑われるのが嫌ならば、確率抽選を間違いなくしているという証拠を出してみろ。これまでブラックボックスで散々美味しい思いをして来ているのだから、ブラックボックスを理由に世間から疑われるリスクくらい背負え。
それに我慢できないなら、何らかの手段でブラックボックスを手放せ。

パチンコを庇うのはいいけれども、客の立場からの視点が無さ過ぎると「お里が知れる」という点は頭に入れておいて欲しい。

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