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"たわわ広告" 国連女性機関・ハフポス問題補足 『ステレオタイプ論の大嘘』

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前回書き切れなかった事を補足するよ

前回アップしたこの記事で、当初は「あいつらが言うステレオタイプ論はこれこれこうおかしい!」というツッコミを入れるつもりだったのだが、まさかの「あいつら自身が出来てない」という衝撃的過ぎる結末を迎えてしまい、また文字数も多かった事から書き切れず、今回別記事としてアップさせて頂く事にした。

あくまで補足記事なので、前回に比べるとだいぶ短文になる……はずだ。


なんだか日経新聞社の扱いが不当に低くないか?

さて、この騒動に関しては国連の代紋まで持ち出された事で、おそらく本人達も想像していなかったであろう大事に発展してしまっている。

どうしてそうなってしまったのか、これを端的に指摘するならば、「基準も根拠も具体的な話が何も見えないから」だろう。

国連の名を関する機関が、大手新聞社に対して抗議をするというのだから、それにはそれ相応の理由・根拠が必要である。
そうした大義名分がなくこのような抗議行動をしてしまうと、それは特定の人間の気分で国連の名前を使って恫喝し、都合の悪い表現を消せるという恐ろしい話になってしまう。

ところが、前回の記事でも少し触れたように、問題となったハフポスの記事や、関係者の過去の言動をいくら追っても、何がどう問題で日経のたわわ広告が国連に抗議されたのかが、全く理解できないのだ。

こう言うと国連女性機関(UNW)シンパなどは「日経はアンステレオタイプの賛同者であり、UNW日本事務所と提携関係にある!」だの「覚書を交わしたのに内容に違反したからだ!」などと言うのだが、ではその覚書の内容を具体的に公開すべきだろう。話はそれからだ。

そうかと思うと今度は「3つのPが!」なんてこれまた意味不明の話を持ち出して来るのだが、その3つのPとやらを、言ってる本人達が全く実践できていない事は前回指摘した。

また、問題となったハフポス記事の中でUNW日本事務所の所長は、日経新聞社についてこう述べている。

日経新聞はUN Women 日本事務所を中心として広告によってジェンダー平等を推進する「アンステレオタイプアライアンス」と呼ばれる取り組みに加盟している。
(中略)
この取り組みの中でも、同社は主導的な立場にある。UN Women 日本事務所と連携し、ジェンダー平等に貢献する広告を表彰する「日経ウーマンエンパワーメント広告賞」を主催するなど、広告のジェンダー平等化の旗振り役を担ってきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ea511dcace4843e6884416429917a25ecda8810

ところが、日経新聞は単なる提携相手などではなく、アンステレオタイプアライアンス日本支部の設立に協力した重要な存在である。

それをどうして "加盟" や "提携" なんて言葉に置き換えているのだろうか。私はこの単語の選び方から「日経新聞社のポジションを必要以上に下げよう」という意思を感じ取ってしまったのだが。

それに、日経新聞社は他の新聞社よりも積極的にこの問題に取り組んで来たのだから、UNWが言う基準や3つのPとやらを誰よりも熟知しているはず。だからこそ「日経ウーマンエンパワーメント広告賞」などを主催して来れたのだろう。

であるならば、そういう媒体が載せた広告なのだから、「そもそも問題は無かった」と考える方が自然なのではないだろうか。

「UNWやそのお仲間がたわわ広告騒動を目にして、日経新聞社も想像しなかったようなイチャモンを付けて、後からルールを自分勝手に変えた」

これが現状での私の見立てである。全く具体的な話をしないUNW側の説明を鵜呑みにする訳にはいかず、むしろこのように考えた方が腑に落ちる。


UNWの言うステレオタイプ論はそもそもがおかしい

UNWが主張するような「ステレオタイプなジェンダー像を押し付けるな!」という声は、昔からあるにはあった。日本で言えば、それこそ田嶋陽子氏がTVに出まくっていた時代にすでに言われていた事だ。

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