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くだらない子供時代

2019/04/03
誰にも分かられたくない、という気持ちがある。分かるよ、大丈夫だよみたいなこと言わないで。親でも旦那でも仲の良い女友達でも、こっちに入ってこないでというモードがあたしにはある。

そういう時って本当にすべてが自分から遠くて、ものすごくくだらないことに思える。小学校の修学旅行の時とかもそんな気分で、卒アルの写真は全部疲れた様子で早く終われって顔してるあたし。

中学の頃、数学と社会は特に苦手だったしだからあたしは毎日反省ノートを書いてた。週5、6で習ってた新体操はその日の反省や課題点を書いて先生に提出する反省ノートがあって、黒板を書き写すふりして授業中ずっとそれを書いてた。一番前の席であっても。

何とか書き終えて、それであたしは毎日こう思ってた。みんな何して生きてるんだろう。何に時間を使ってるんだろう。学校が終わるのが夕方として、それから次の日の朝まで何してるんだろう。土日は、夏休みは冬休みは何して過ごしてるんだろう。

小学高学年から体重制限があって1年中体重のことばかり、食事のことばかり考えていた。練習ばかりの日々で夜10時近くに帰ってきては死んだように眠った。友達との放課後なんてない、ゲームもない、流行りの音楽やドラマも知らない何年もを過ごして外の世界への興味を失ったのだと思う。

自分の中の自分、に気付いたのはいつだっただろう。自分の内側は自由で誰からも邪魔されない、言わない、本当のことは自分だけ分かっていればいい。どう思われてもいい、だってそれは外の世界でのこと。

自分以外の誰かと100%分かり合えるということはなくて、距離があるのは当然だと思う。こんな風なドライな大人になってしまったけれど、冷静でまとめ役とかいつも話を聞いてくれるとか言ってくれる人もいる。

小学校の卒アルに収められてる授業風景の写真。あたしは窓側の一番前の席にいるんだけど寝てるの、窓の外の校庭側に顔を向けて腕をだらっとして。今日は卒アルの写真撮りますよって絶対言われてるはずだし、カメラマンもいるはずなのに寝てるの。

くだらないな、って思ってたと思う絶対。

#おやすみゆめであえたら
#エッセイ
#くだらなさ

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