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松田龍平とDaichi Yamamotoの楽曲、最高だった件。

こんばんは、ohiraです。

少し前になりますが、今年の春頃に放送されていた「大豆田とわ子と三人の元夫」というドラマはご存知でしょうか?

松たか子演じる主人公とその元旦那である岡田将生、角田晃広(東京03)松田龍平の三人を軸としたロマンチックコメディードラマです。
(この記事を書くにあたり調べていて、「ロマンチックコメディー」というキーワードを知りました…)

今回はそんなドラマがキッカケで制作された主題歌楽曲に関して、特に自身が好きだった部分について綴っていこうと思います。


主題歌はどんな曲だったのか

今回の主題歌楽曲は
前回記事で紹介したMPCプレイヤー STUTS
ドラマで主演を務めていた松たか子
そこにfeat.アーティストとしてKID FRESINO

の三者で作成された楽曲で、三者の良いところばかりが詰め込まれた耳に残る一曲に感じました。


(ついでに、前回投稿したSTUTS記事も貼っておきます)



このドラマではそれぞれの回で別ver.の主題歌が流れた


そして、この主題歌がドラマ第二話以降も流れると思っていたら、まさかの二話目からはドラマに参加していた別キャスト&特別アーティストを招いたRemix verが展開されていくというサプライズがありました!

実際の放送では以下のようなスケジュールで主題歌が変わっていきました。

#1、#6 - 「Presence I (feat.KID FRESINO)」
#2、#7 - 「Presence II(feat. BIM, 岡田将生)」
#3、#8 - 「Presence III(feat. NENE, 角田晃広)」
#4、#9 - 「Presence IV(feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平)」
#5、#10 - 「Presence V(feat. T-Pablow)」

これはヒップホップというジャンルを基本としたSTUTSやKid Fresinoを起用したからこそできた企画のように感じました

ヒップホップでは"Remix"といって原曲の曲メロディを別のものに作り直したり、ビート(メロディ)はそのままで別アーティストがラップを乗せる文化などが頻繁にありその文化のおかげで成立したように感じておりました。

私もドラマをオンタイムで見ていて、2話目でBIMと岡田将生がエンディングで歌い出した際にはとても驚きました。
(というか、ドラマの作中にアーティスト本人もエキストラとして毎回出ていてその時点から驚いてました)



そんな中で私はDaichi Yamamoto&松田龍平ver.が一番好きだった

今回の記事で伝えたかったのはこの部分なんです。

全バージョンの中でも私はDaichi Yamamotoと松田龍平が歌ったバージョンの1バース目が特に好きでした
(バースとはヒップホップで使われる曲構成を表す際の言葉で「Aメロ、Bメロ」的なことだとイメージください)

ドラマでは第四話EDで流れた部分ですが、何故これだけのver.がある中で一番好きだったかというと

今回のビートに対して正解のように合っているバースに感じたからです。

そもそも正解で言えば、全ver.の全パートが大正解なのはもちろんのことですが個人的に

「あ、二人の温度感と歌い方ビートにめちゃくちゃハマってる。綺麗!」

と感動したのはこのパートだけでした。


詳しいことを記していくと、

・曲冒頭リリックのサンプリング…

あの日急遽曲がった交差点
いまだ答えは見当たらないな

一行目のDaichi Yamamotoリリックから自然と始まり
二行目に松田龍平がセリフのように呟き歌い入ります。

実はこの二行は既存の音や歌詞の”一部分”を使うことによって、新しい音楽を作る”サンプリング”という手法を用いて作詞されています

サンプリングしたのは下記音源の一部です。

(ちなみにこの音源も最高に癒やされる至極の一曲なのでお時間あれば是非聴いてみてください)


・綺麗な四小節…

避けられないこの運命
勝てないジャンケンは偶然
癖になる Love you are cheesecake
Blinded by the light 君に失明

Daichi Yamamotoが歌った四小節ですが、ここがすごく綺麗で…

別に韻を堅く踏んでいるわけでもないですし、耳にすごく残るようなメロディラインでもないんですが、むちゃくちゃ綺麗。

口に出して歌うとこのビートにすごく馴染んでいるように感じ、まさしく「このビートの正解」を叩き出したように感じました。

(あと純粋にリリックがおしゃれ…)


・松田龍平の歌い方めちゃくちゃ自然…

移り行く世界 紫陽花みたいにさ
空の色を変えてみた
君が掴んだ印象まるでペインター
負け続けてる All night long

ここで2人の掛け合わせが入りますが、松田龍平の歌い方がまたいい脱力感で感動しました。

そもそもDaichi Yamamotoの基本の歌唱法自体も”程よい脱力感”があって好きだったのですが、この部分の二人の歌い方は温度感が近いように感じそれが交互に入ってくるのがすごくいいです。


・ストーリー内の恋模様を表したような4小節…

馬鹿みたいに恋に落ちて
最後の晩餐二択閉じてく
心抱えて歩いてる帰路
流れてくパラレルワールド (Off we go)

最後の四小節はこのドラマのストーリー全体を濃く映し出している4行に感じました。

特にこの曲が流れた第四話はかごめを取り巻くサブキャストのなんとも言えない"実らないいびつな恋模様"が濃く描かれていました

その模様を特に表すような歌詞に感動していました

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といった感じで1バース目について細かく綴りましたが、長くなってしまいそうなので2バース目以降は今回はおいておきます。

今回ご紹介した曲のバージョン以外も全て、名曲と言える作品のものばかりなのではまだ聴かれたこと無い方は是非聴いてみてください。

また、「大豆田とわ子と三人の元夫」すごく面白いドラマですので是非観ていただきたいです。(アマプラで観れます)


今回の記事もお読みくださり、おおきにありがとうございました。

本日はこの辺で。


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