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引き寄せで家は買えるのか⑨

 今住んでいる家のローンの返済方法で悩んでいることを妹に話すと、後日私が借りなおすわとLINEがきた。
妹は数が月前に結婚したばかりなのに、そんなことはさせられないと言うと旦那さんも了解してくれているとの事だった。
今住んでいる家を購入するときに母はキリギリスすぎた為、ローンが組めなかった。
かわりに大手の契約社員だった私がローンを組むことになった。
そのことが今ローンの話を進めていく上で障害になっていることについて、母は私から責められているように感じていると、優しい妹は察したのだろう。
LINEには、今の家があってお姉ちゃん達も助かったこともあったやろうし、母の気持ちも大事にしたいから、と添えてあった。
 
 私は、自分が自分のことばっかり考えすぎババアなことにハッとした。母は自分は家族を思い通りに動かそうとしてくるくせに、こちらが動いて欲しいときは、まったく動かないところがあった。
私は母のそういう所が大嫌いだった。
確かに母を責める気持ちがあった。
そして、そうだ。何よりこの家があって、狭いながらも本当に助かっていたのは私たちだった。

 そして同じ時期に、家の話が少しずつすすんでいく度に、あんな階段上がらなあかん家しかないの?奥まりすぎてるんちゃう。と事あるごとに言い出すようになってきた母の小言もなくなった。
これも妹が、お姉ちゃん達が良いと思ってやろうとしてることに水差して何がしたいの?みんなで協力したらええやん、と母に言ってくれていた。

 ありがとう。しかしそんな優しい妹だからこそ、ローンの組み換えをしてもらうわけにはいかない。
妹にはこちらで何とかすると伝えた。
私たちは夫の両親に足りない分を借りられるか相談することにした。

 さっそく電話で相談するとお義父さんは、わかった。返済の計画といくらいるのかを教えて、と言った。
夫と私はお礼を言って電話を切った。
これでなんとかなりそうやなと夫と話していると、母がお義父さんからお金を借りて、今の家のローンの返済をすることが申し訳ないのか、嫌だと言いだした。
私は、高性能知らんがなシステムを搭載しているので、知らんがな!と一蹴した。






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