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スペインのBar風景

懲りずに、昨日のBarにまた来ています。今日は、旦那さんと。私たちが合流した時は、テーブルに飲み仲間6人だったのが、30分後には12人に増えている。昨日の彼もギターを背中に背負って来ている。

構成は、家族連れから、カップル、1人連れ、年齢は、6才から70才くらいまで。大人がワイワイ飲んでいる横で、猫の顔柄のジャージを着た女の子が、一人で大人しくお絵かきをしている。

私の父は、仕事が終わったら、自宅直行の人で、母は飲めなかったので、幼いころ居酒屋にいた記憶がない。なので飲み屋さんに小さな子供がいる風景に、いつも一瞬、違和感を感じてしまう。でもスペインではよくある風景。子供の両親が友達との議論に熱している間、大丈夫かな、と女の子の方を見ると、他の大人が、子供のお絵描きを手伝ってあげていて、ほほえましい。そういえば、お正月に親戚一同で集まって、おおぜいで食事している時に似ているかもしれない。

そんなことをボーッと考えていると、「Hola !」と新しく飲み仲間の女性が入って来た。緑色のラッピングペーパーに包まれたものを、片手に持っている。そうだ、明日は4月23日、サン・ジョルディの日。「一日早めに、もらったのよ」と、言いながら、彼女は自分のグラスの横に、一輪の赤いバラと麦の穂が束ねられたのを、置いた。

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