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サックスを手放した日

こんばんは。

タイトルの通り、今日10年近くずっと手元に置いていたアルトサックスを買い取っていただきました。

 まずそもそも、なぜ手放そうかと思ったかというと、今までの自分を変えたいと思った時にこんまりさんの片付けの本を読んだことがきっかけでした。

やりたいことを自分で選んで仕事としているのに、どうにもうまくいかない。

そこで先程の本を読んで少しずつ、ものを手放してみることにしました。

話出すと長くなりそうなので端折りますが、順番に服、本と手放していきました。

目標設定としては11月中に物を捨てることを完了させたいと思っていたんですが、なかなか進まない。

特にパソコンやスマホなど処分方法が手間がかかったり、高価だったりするとなかなか手放せませんでした。

今日手放したサックスは高校生の時に父親に買ってもらったものでした。

中学の時は吹奏楽部を続けていて高校でもバリバリ頑張ろうと思っていたんですが、その時の部活の馴れ合いの空気に馴染めず一年生の時に部活を辞めてしまいました。

30万近くする物を手にしたのに、すぐに使う機会を無くしてしまって父にはとても申し訳ないと思っていました。

その後も気が向いたり、大学のサークルでたまに演奏してました。なんとか元を取ろうと、必死に繋ぎ止めていたのかなと思いました。もしくは、過去の栄光を手放したくなくてずっと握りしめていたのかもしれません。

会社員になってからは全く吹く余裕もなく、正直重たいなと思いながらもったいなくて捨てられずにいました。

今日、一念発起して楽器の買い取りに来ていただきました。そこで楽器の査定をしながらいろいろとお話しをさせてもらいました。


中学の吹奏楽部の時に顧問の先生がとても厳しくて、楽器を何よりも大事にするようにと教わったことをお話ししました。

査定が終わり、ついた金額は8万円。

査定の前には、希望する金額を聞いてくださってました。正直、年数的なところやメンテナンスに出してなかったこともあって5万円くらいと提示、さらに欲を言えば10万円でとお伝えしてました。

実際に相場で言えば、5万円ほど。

でもそれに大事にされていて綺麗な状態だからということで、プラス上乗せしていただきました。

その金額を聞き、持っていってもらう時に涙が込み上げできました。

手放すことに対する後悔よりも、今まで一緒にいてくれたことに対しての感謝の気持ちが込み上げてきて、涙が止まりませんでした。

手放してみて、あの中学の時に楽器を大事にしろと厳しかった先生の教えがあって今があることが気づきでした。

手放す前にもっとお手入れをしてあげればよかったと思ったこともありますが、それ以上に過去の物にしがみつかなくても大丈夫だよと、教えてくれた気がします。

次はもっと活躍してくれる人のところへ行ってくれるといいな。

ありがとう。



まとまらない文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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