いまから10年前の2012年。昨今はすっかり忘れられている感もあるが、AKB勢の空前怒涛のグラビア進出が続く中、グラドル勢は完全に押され気味だった。

あの1年、グラドルの動きを振り返ると……。

■1月

グラドルのふだんのリアルな姿、言動、実態を描いた連ドラが放送開始。清純正統のAKB勢に対しての半ば開き直りの様相も。むろん、ファンの間で賛否は両論。

■2月

この時期、王道グラドル勢で気を吐いたのが篠崎愛(前年の2011年は8枚のDVDをリリース)と吉木りさ。「グラドル、大丈夫か？」が囁かれる(叫ばれる)中、イベントの動員は毎回200人ぐらいをキープ。意地を見せつけた。

■3月

ネットニュースでもガンガン取り上げられた熊田曜子の核心に触れた発言。のちに、篠崎愛や矢吹春奈も同様の発言をするが、熊田が断然先んじていた。

■4月

くだんの『撮らないで下さい!! グラビアアイドル裏物語』の出演メンバーから、文字どおり「グラドル界の神7」を選出……という主旨のはずだが、結果は同ポイント(！)が2人もいて、9人選出。このあたりも迷走の象徴といえるか。ちなみに1位は圧勝で小松彩夏。

■5月

テレ東・深夜バラエティ『ざっくりハイボール』に川村ゆきえ、愛川ゆず季、手島優ら人気グラドル6人が出演。禁断のエロ質問トーク「付き合ってもいない男性と関係を持ったことがある？」「彼氏の前でグラビアポーズをして撮影をしたことがある？」などで花を咲かせた。

■6月

2012年の日テレジェニックが決定。1位の桜子を筆頭に6人選出。3年連続の定番の6人選出ではあるが、完全に数で勝負の印象もなきにしもあらず。とはいえ、今野杏南や現”くりえみ“の栗田恵美、船岡咲など、結果的に息の長い人気者を何人も生み出すことに。

グラドルのタイトル(栄冠)といえば、2月にミスFLASHグランプリ(第6回)が選ばれていたんだった。

遠野千夏、小松美咲、葉加瀬マイの3人が選出。個性の強い面々！