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漢字はリズムで広まった

京都の漢字ミュージアムの展示で驚いたことのもう一つは1500年以上前から漢字とリズムは共存していたことを知ったことです。

漢字は、占いや知識人というごくごく一部の人たちのものだったのが、秦の始皇帝によって「標準の漢字の形」が整い、役人は必須のものとなり、次第に一般の人たちも学び始めることになったようです。

一般の人たちが学びやすいようにと、漢字を学ぶための教科書としてはやっていたものの中に『千字文』(西暦500年)という教科書があったうです。

その教科書はなんと

千種の異なる漢字を4字を一句とし、リズミカルな文章にまとめた漢字学習のための教科書です

漢字ミュージアム一階展示パネルより

とのこと!海外に暮らす子どもたちでも学びやすい教材を開発された小野ふじ子先生のことを思い出します。小野ふじ子先生が開発された漢字リズム音読と共通するものを感じ、これまたびっくりしたのでした。

漢字とリズムは1500年以上も前から人々と共にあった学びかたなのですね。

漢語を聞く機会の少ない海外で学ぶ際は、リズムの力を借りて難易度を調整していける漢字リズム音読はおすすめです♪

『千字文』についてはこちらの記事もわかりやすいです


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