華麗なるモーニングルーティン
まだうつらうつらとしながらも枕元のスマホを手探りで掴み、時間を確認。
5:32。
アラームは6時にセットしてある。
30分損したと思い、目を閉じる。閉じる…
トゥルルルルル〜ントゥルルルルル〜ン♪
どこかであまりうるさくもないが、かといって静かで心地よいともいえないメロディーが絶え間なく聴こえてくる。
しばらく目を閉じてそれを聴いている。
なんの音だろう。
しつこく粘る、繰り返される音。
ああ、アラームか。
6:13。
ダメ押しで6:15にもセットしてある。
うん、してあるな。
…目を閉じる。
6:15。
また響き出した音はさっきよりはっきり聞こえる。うん、目は瞑っているけれど聞こえてる。
聞こえてますよ…
たんたんと足音が近づいてくる。
それは悲しい知らせを運んでくるのがわかる。
ドアが音を立てて開けられる。
風が入ってくる。
部屋の空気が変わる。
それまでわたしを優しく包んでいた布団が
ブァサアーー!!!!!!!!
という音と共にわたしの身体から引き剥がされる。
時間だよ!!!
間に合わないよ!!!
まるで羽をむしりとられたような格好のわたしは枕の下にあったスマホを再び見やる。
…7時を回ってる。
ここからトイレ行って洗顔して髪セットしてコーヒー&トースト(バターとジャムつき)の朝食を摂り歯磨きしてメイクしてゴミ出しして駅までダッシュ。
これがわたしの華麗なるモーニングルーティン。
本当はこんな朝を迎えたい。
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めちゃくちゃバイタリティのある起業家のSatokoさん。
こんな風になりたいと密かに憧れています。
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