見出し画像

空に輝く星にさえリミットがある。そして私にもあるんだよね、これが。でも言っちゃえばみんなにか。

昨日やっとマティスのリト刷りのポスターが届いた。ポスターだけどリト刷りだから綺麗。もちろん本物が届いたら大変なことになるけれど。
マンションのモデルルームに飾るそうだから、フレームもシンプルで質の良いものにしてあげれば、良い感じに飾れると思う。

郵便局の人が持って来てくれたんだけど、
「すみませーん、予定の時間より早くついちゃったんですけど、いいですか?」
面白いこと言うな。ピンポンがなって、玄関ドアを開けて、もうすでに受け取れる状態で手を出してる今、「あーそうですか、では出直してください。」って言う人がいるんだろうか?って、それわかって言ってるよね?
ええええっ、もしかして、いるの?
おまけに約束の時間までは残すところ後4分。何かの冗談だろうか。

昨日の夜はベッドの上でのびのびしながら「あーーー今日も良い1日だったー。」って言いながらゴロゴロした。もちろん、ジャイアンツが逃げ切ったから。危なかったんだけどね。信じたね。お風呂が沸きました♪ が鳴っても最後まで見たね。
この話はこのくらいでいい。

ストレス発散ってよく言うけれど、ストレスがかかってるっていう状態がよくわからない。でも、思い返してみると私のストレス発散はドライブがそうだったのかもしれないなあって思う。車の運転は好きだったから夜中でも思い立ったらどっかに出かけてた。好きな曲をガンガン鳴らして、ガンガンに歌いながら。
移動する密閉空間っていいんだよね。
夜の高速道路なんて街の光がどんどん後ろに流れていって、田舎の方に差し掛かると、おお、こんなにもお星様が見えるんだってなるし、あー1度ものすごい火球を見たこともある。突然信じられないくらい夜空が急に明るくなって、運転してても口開けて見ちゃうくらいすごかった。

大気の薄い場所から宇宙の星々を見たらいいって気づいた人って頭いいよね。それを形にして、実際に運用できる様にするなんて、ロマンだなあ。

ハッブル宇宙望遠鏡ができて、遠い銀河の画像とか色々見れる様になったし、地球から見た月と同じくらいの範囲に、26万個くらいの銀河が確認されたっていう話を聞くと、想像もつかない空間の大きさに唖然とするし、ちょっと怖くもなる。

それでも宇宙の果ての本当の事は誰にもわからなくて、地球上の生命が死に絶えたとしても、誰も宇宙の果ての真実は知ることができないんだろうなあって、いつも思う。
できれば、死ぬ瞬間にこっそり教えてほしい事のひとつだな。
誰から教えてもらうのかって話だけど。
仮説はたくさんあって時々読んだりするけれど、それはそれで。

通常のオリオン座(左)と2020年初頭に撮影されたベテルギウスが大きく減光した時のオリオン座(右)確かに光が薄くなってる。

何年か前、オリオン座のペテルギウスが超新星爆発するかもっていう憶測が、にわかに真実味を帯びて話されるようになって、生きてる間にそんなすごい天体ショーが見れるなんてと、それはそれは楽しみにしていたのに(単純だから、超新星爆発が起こることでもしかしたら地球に及ぼす影響とかがあるのかもとかは考えない)でも、その後、観察が進むにつれてペテルギウスの大幅な減光は、恒星の膨張と収縮の繰り返しで放出される塵のせいだということになって、今は増光に向かってるから今後10万年の間に超新星爆発はないだろうという予測になった。あーあ。

あの頃、超新星爆発が起こったらこんな風になりますよっていう想像で、夜空がモネの描いた空のようにいろいろな色で包まれて、そんな時間がずっと続いて、自分達も宇宙の一部に属してるんだなあって実感できるんじゃないかと、今か今かと馬鹿みたいに夜空を見上げてたなあ。

そういえば、わざわざ街の光が届かない山の上とかに車飛ばして、流星群とかもよく見に行ってた。
その頃、ギャラリーに入ってきたニューフェイスは、入って来てまだ日も浅いのに「今日は、流星群がすごいんだよ。」とだけ説明されて夜の流星群ツアーに連れ出された。
冬のむっちゃ寒い時期で、予定外の行動を唐突にされた事がないらしく、キョトンとしていた。
途中で夕ご飯を食べて3時間くらい走った山の上に着いたら、車の屋根を開けて暖房ガンガンで、ひたすら流星を見た。

ニューフェイスはその後も思い立ったら行動しちゃう私のせいで、色々な経験をすることになる。でも履歴書を持って訪ねて来たのは本人だから、しょうがない。
おまけに募集してない。今考えると、それもすごいことだけど。

最近はベランダで1時間に1個か2個見えるくらいの流星を、しつこく見るくらいになっちゃった。

病気になって一番嫌なのは、車の運転ができなくなったことだなあと本当に思う。
思い立った時に好きな所に行けない。タクシー呼べばいいんだろうけど、運転手さんに「この曲ガンガンにかけてください。おまけに歌いまくっていいですか?」って言うのもなんだし、多分運転手さんが一緒に歌える選曲でもないし、他人がいる空間だといくらなんでもちょっと気にする。

これから、出来ることと出来ないことがはっきりしてくるし、見たくても見れないものが増えてくる気もする。
だったら、やりたくても出来ない事が増えちゃう前に、出来るだけやっちゃって、見たいと思ったら見れるものをたくさん見ちゃおうと、強欲な私は思っている。

突きつけられないと忘れがちだが、リミットは誰にでもある。
どうでもいい人から与えられる負の感情に時間を使うのは、無駄でしかない。

見て!卵を割ったら双子の黄身が出てきた!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?