見出し画像

韓国料理の映像を見ると何故か食べたくなる。いや、料理全般そうかもしれない。食いしん坊さん。

今日もいいお天気。
さて、昨日キムパを食べたくなったのには訳があって、Amazon prime でやってる「ソジンの家」という、なに?バラエティ?を、最近、寝る前のぼーっとする時間に見ていたから。
内容は韓国の俳優達がメキシコのバカラルっていう観光地で、韓国料理(と言っても屋台のメニューくらい?)の食堂を10日間くらい営業するっていうお話。

今日はドラマ見るぞ!っていう元気がある時は、ハードな内容でも、考えさせられる内容でも見られるけれど、あーちょっと疲れちゃったけど、このまま寝るのも勿体ないしーくらいのコンディションの時は、料理の番組を見ることが多かったりする。料理が出来上がっていく様子を見てると、気持ちがほぐれるっていうか。

韓国に行くとやっぱり食べちゃうトッポギ。屋台のホットクも好き。

韓国ドラマにそれほど詳しいわけではないけれど、パク・ソジュンとチェ・ウシクくらいは知ってるから、どれどれ一話だけでもと見てみたら、結構ハマってしまった。なんていうか、料理も真面目に作るし、ソジンの売上を追い求める姿が笑えて、何故にそこまで売上を気にする?と思うけど、やり始めたら結果出したいっていう気持ちもわかるなとか思いながら、回を追うごとに「今日の売り上げいくらかな?」と一緒に電卓叩いてる気分。売り上げ達成の時には一緒ににたついて画面を見ていた。

メキシコのリゾート地はカンクンくらいしか知らなかった。バカラルもそうだけど番組の中で何ヵ所か教えてくれてて、そういう映像もいい感じ。セノーテで一般の観光客が泳げるとは思っていなかったので、これは、発見だった。

いつか行ってみたいセノーテ。

なんか見ていて、韓国のエンタメの発信具合は本当に成功してるんだなって思った。もちろん作品自体もいいんだろうけど、メキシコのちっちゃな観光地の食堂に来る人が、「パラサイトに出てた人じゃない?」とか、「イカゲームみたいに、だるまさんが転んだって言い出すかも。」とか、スタッフを見ながら嬉しそうにくすくす話しているのがすごいなと思った。

それと、その食堂のスタッフとして働いてる時の、パク・ソジュンもチェ・ウシクもなんか本当に食堂のスタッフみたいで、いい意味で、俳優のオーラがないっていうか、必死でオーダーのインスタントラーメンを作る姿とか、休みなしにフライパンを振ってる姿とか、普通の食堂の人みたいに接客してる姿とか、なんだか見ていて嫌味なところが一つもない。汗かくのにグレーのポロシャツはまずいだろ、と思ってたら、案の定、汗滲みてるし、でも案外嫌じゃない。

なんか、無理してカッコつけてカッコよく見られたいとかしてなくて自然体でいられるのは、自分自身に、確固とした自信があるのかなあとか、朧げに考えながら見ていた。「バカは頭がいいふりしたがるけど、賢い人はバカなフリができる。」と高校の先生が言ってたのを(先生、ちょっと口悪いね)ふと、思い出した。

「その年、私たちは」のチェ・ウシクとキム・ダミ。このドラマ、面白かった。

ここまで読んでてK-POPファンの方は「スタッフにもう一人すごい人がいるでしょ?なのになんで名前が出てこないの?」と思っていることでしょう。番宣とかも見ずに見始めたものだから(いつもだけど)全然分かってなくて、一応、BTSくらい私も知ってはいるのですが、何せ団体でパフォーマンスする方々なので、一人一人の認識が不十分でした。中でも人気があるのが「V」っていう人で、私の知り合いの中にもその人の思いっきり大ファンっていう人もいるから、「テテ」って呼ばれてるってところまでは知っていた。と言っても「V 」と「テテ」が同一人物だと知ったのも最近。別人かと思ってた。すみません。

でも、番組の中では「テヒョン」って呼ばれてたし、BTSの中の一人とは言われてたけど、なんか子犬みたいでみんなから揶揄われてるし、ラーメンばっかりものすごく食べるし(夜ご飯食べた後、4袋くらい作ってずるずるものすごい勢いで食べてた)インターンっていう位置で裏方だから、途中まで皿洗いばっかりやらされてるし、ちょっとフライパンいじらせてもらったら、本当に嬉しそうにヤンニョムチキン作るし、見ていて、なんだかかわいいやつだなあ、皿洗いも疲れるだろうし、ラーメンくらいであんなに喜ぶなら、たくさん食べさせてあげたいなあ。でも、野菜も食べなよ。などど、母親のように見ていた。(これが彼に対するファンの心理なのか?)そして、BTS っていうグループの中にいる「テヒョン」っていう人なんだろうなあと勝手に思い込んでいた。

どれどれ、テヒョンって世界的に人気があるグループといわれているBTSの中ではどんな感じなんだろう?と思って、検索してみたら、えっ!!!!!、「テヒョン」と「V」と「テテ」は同一人物? えっ、まじ? 俄に信じられない。
ラーメンずるずる食べたり、コーンドックをうまく作れるようになってパク・ソジュンに気に入られようとしたり、疲れてつらくなると韓国の演歌っぽい歌を口ずさみ出したり、なんだか、とにかく飾り気がなくてカッコつける感じも全然ない。あのテヒョンが? 「V」ってものすごくかっこいいっていう触れ込みだった気がするし、世界で一番ハンサムとかに選ばれたとか聞いたことがあるし、なんてったって、名前が「V」だし。

いやあ、勝手な思い込みのズレと、世の中にはまだまだ知らないことが多いなと思わせてくれて、なぜ世間のBTSファンの皆様が「V」こと「テヒョン」をあんなにがむしゃらに好きなのかをちょっとだけ共有できた「ソジンの家」でした。確かにかわいいし憎めないキャラクター。あれで世界に通じるパフォーマンスをするんだから、好きな人が多いのもわかる気がする。っていうかテヒョンのことをいっぱい書いちゃった自分が怖い。

「ソジンの家」7回目見終わった頃、お風呂に入ってる時、Netflixは今どんなんあるかなあと思って覗いたら、アンナ・ニコル・スミスのドキュメンタリー的な「ユー・ドン・ノウ・ミー」が出てきて、あーこんな人もいたなあ思って、チラッと見始めたら、つい終わるまで見ちゃって、人が落ちていく瞬間は他人から見れば「はい、ここ」ってはっきりわかるのに、本人はなかなか気付けないもので、自分が間違ってるかもしれないし、間違いを犯すかもしれない。と思いながら生きれる人は少ないからなあ。なーんてうーんとなってた時にでも、続きの8回からラストまで見たら「やったー売り上げ達成だーっ」っていう疑似達成感とやる気をくれた「ソジンの家」でした。

という、なぜ昨日キムパを食べたくなったかという長いお話でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?