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初詣に行ってみた。

今日は初詣に行った。
行く計画ではなかったんだけど、ちょっと行ってみた。
神社に行って手を合わせて、いつもは何にも信心なんてしてないくせにと思いながら、もしもそこにいるのなら、一年の無事のありがとうと、今、悲しかったり、困ってたりする人がちょっとでも・・・。って、お願いしてみた。

お家に飾っている鏡餅の上に乗せた橙が飾った時から絶妙なバランスで乗っていて、昨日の夜、とうとう転がっちゃったから、それを拾ってのっける時に、ふとお母さんに、
「もしも天国がすごく楽しかったりするんだったら、橙、落として教えてよ」って言ってみたら、
2分もたたないうちに、落っこちた。
それも飾ってる棚の上から、1メートルくらいぶっ飛んで行った。
おおおっ!と思って、不慮の事故で亡くなった人たちに、天国は楽しいらしいよと心の中で言ってみた。もちろん、そんな事で気休めになんかならないだろうし、くだらない事しかできないやつだなあとは思ったけど、そんな事でもしたりしないと、考え過ぎてしまいそうだから。

それならと「私は天国に行ける?行けるならまた橙落としてみてよ」って思ってみたけど、なんだか落ちないような気がして「やっぱりいい」と言って、橙を両面テープでおもちにくっつけてやった。

何やってんだか。

初詣の帰りにスヌーピーカフェに行った。みんな楽しそうにスヌーピーの顔でできたパンケーキをザクザク崩して食べていた。
美味しそうだったけど、私はちっこいハンバーガーやらポテトやらが乗ったセットにした。

写真で見た時、ちっこいハンバーガーが4個も乗ってて、アメリカンドックとポテトとサラダも乗ってたから、食べ切れるかなあと思ったけれど、ハンバーガーの中に挟まった目玉焼きの黄身との対比で、一個はそんなにおっきくなさそうだなあと思い直して、よし、それにしよう!と。

スヌーピーに囲まれながら待っていると、可愛いお姉さんがセットのトレーを運んできてくれた。

予想を遥かに超えることっていうのは、いついかなる時に起こるかわからないものだと改めて思った。

比較対照にした目玉焼の黄身は、うずらの卵の黄身だった・・・。
違った意味で予想を遥かに超えていた。
一緒に行った人が、ふざけて「うずらの卵だったりして」って言って笑ってたのが、うすら寒い冗談じゃなくなった。

世の中にはこんなにちっこいハンバーガーがあるのか・・・。
そして、こんなにちっこいアメリカンドックがあるのか・・・。

見た目はおもちゃみたいだったけれど、味は美味しかった。逆に、よくこんなにちっこいパンの中にそれなりの具を挟めたものだと、プロフェッショナルのなんとかの音楽を頭に流しながら、堪能した。

私がこんなことしてる時に・・・って、少し悲しくなったけれど、だからってどうしようもないんだから、泣きべそかくんじゃないよ!と喝を入れながら、楽しそうに行き交う人並みをかき分けて、お家に帰ってきた。

スヌーピー好きの人が、可愛いスヌーピーの顔面を、突き崩しながら口に運び、咀嚼し胃に入れる世界もあるんだから、もう、ぐずぐず考えるのはよそうと。
きっと、大好きなスヌーピーと一緒になれるんだね。

僕のこと、食べて。って、あの映画みたいに。究極の愛だね。



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