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「プラダを着た悪魔」と「シビラを着たバーバパパ」。似て非なるものだけど、なんか似てる。

ある暑い日、駐車場に車を停めてふと見ると、車のボンネットにトンボが一生懸命卵を産んでいるらしい行動をしてた。

お尻をちょこちょことボンネットに、つけては離し、つけては離し。
暑いボンネットに卵なんて産んだら、そんなのあっという間に蒸発しちゃう。
太陽が映り込んでキラキラしてるからって、お水にでも見えるの?
頭よりでっかい立派な目を持ってるし、よく見えるっていう触れ込みじゃん。
(トンボって、目の中にある黒いところは黒目じゃないんだよ。)
何してるのさ、お水のある所探しなよ。
しばらく見ていて少しばかり切なくなった。
ああ、もののあはれ。

その話をちょうどギャラリーに来ていた「シビラを着たバーバパパ」さんに話した。おっ、昨日に引き続き、2度目の登場。
どうやるんだったっけ?

できた。

そして私の話を聞いた彼女の一言。

「馬鹿ですねえ、トンボ。」

と、一刀両断。
そっそっ、そういう見方もあるのね。と、人それぞれ感を感じた瞬間だった。

そういえば「シビラを着たバーバパパ」(なんか今気づいたけど「プラダを着た悪魔」みたい。どうでもいいけど。)さんは、子供の頃うずらを飼っていたとも話していた。

「へえ、珍しいですね、うずらが好きなんですか?」って聞いたら、
うずらの卵が好きなんです。お弁当とかに入ってると嬉しいでしょ?だから産んでもらおうと思って、父に頼んで買ってもらったんです。」

うずらが売られている事も知らなかったし、ましてや卵のためだったとは。

「でも、何ヶ月たっても産んでくれないから調べてもらったら、うすらって雄しか売ってないって事がわかって、すごく残念でした。うずらの卵を買ってもらうために、雌は売らないんでしょうね。」と「馬鹿ですねえ、トンボ。」と言った時と同じ、ちょっと薄く閉じた遠い瞳をして言った。

「えっ、じゃあそのうずらはどうしたの?」若干、ドキドキしながら聞いてみた。
「多分 父親が親戚の人にあげたような・・・。あんまりよく覚えてませんね。」と。
セッ、セーフ。一応、セーフ。

バーバパパのペンケースは、顔の印刷が擦れまくって、入院手術をしてでもあんなに大切にしてたのに「トンボ」と「うずら」に関してはそうなんだ。
という事を昨日書いてて思い出してたのだけれど、長くなるので2日にわたって書いてみた。元気かなあ。

昨日お風呂に入って髪を洗おうと、シャワーのコックを捻っても、全然、あったかくならない。なんだよ、壊れたの?と思ってよくみたら、水が出る方のコックを捻ってた。
「うわっ、やばくない?それって。自分のお家で、ましてや毎日の事なのに。」と思ったけれど、気にしないことにした。
そんなこと初めてだけど、きっとよくある事なんだ。
なんでもない、なんでもない。

そう言えば、新しいデザインの依頼が来てた。
新しいビルに飾るアートワークなんだけど、ちょっとやる気が出ない。
お昼ご飯を食べたらやる気が出るかしらん。それとも、デスク周りの片付けから入ったらやる気が出るかしらん。と思いながら、noteに逃げてる。
作るのは楽しいんだけどね。
頭の中にできた「コレ」を、イラストレーターで書き出すまでの時間がね。
立ち上げさえしたら、ものの2−30分くらいでできるのに、気持ちも一緒に立ち上げるのが一苦労。
なぜだ。特に今日はモチベーションが上がらない。

あっ、そうだ!
今日は雨だからお散歩に行かないだろうし、ランチの後のおやつがない。
今から作っておかないと。
昨日寝る前に考えてたのはアーモンドミルクゼリー。
だから、今から仕込んでおかないと、ランチの後に食べられない。
そうだ、そうしよう。
それ仕込んでから戻って来よーっと。

アーモンドミルク300mlに隠し味で甘酒100ml。
下の方にドライマンゴーを細かくして入れてある。
甘さは後がけハチミツ。

イラレを立ち上げたくないから、ぐずぐずしてるんだとは自分でもわかっている。
とりあえず、ミント水飲んで、ゼリー仕込んできます。

ご飯おいしかった。オールドエルパソのトルティーヤに、チキンとキャベツとサルサソースとワカモレをごちゃっと巻き込んで食べてやった。
もちろんアーモンドミルクゼリーもね。
写真撮るからミントのせてみた。

でもさ、昨日はきっと「シビラを着たバーバパパ」さんは、ボロくても大好きなバーバパパのペンケースを、引っ越し先に持っていってくれたはずと信じていたけれど、今日の「トンボ」と「うずら」の話を思い出して書いてたら、自信がなくなってきた・・・。

ま、いっか。コーヒー飲んでから、仕上げよーっと。



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