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「上達へのセオリー 1. 憧れの存在を持つこと〜前編〜」♯8

楽器が弾けるようになりたい、絵がかけるようになりたい、スポーツが上手になりたい(強くなりたいは、また別のセオリーがあると思うのだけど)、何かを身につける時、共通のセオリーがあると思う。

色々なジャンルの上達本があって、そういうのが好きなこともあって、今までいくつか読んできた。物事の上達への「考え方」の構造をみると共通点は沢山。
要は「人間」の仕組みを利用するということになる
体は、目的によって使う筋肉が違うから、その道のスペシャリストにトレーニングをしてもらうのがいい。バレリーナと柔道家が同じでないように。

昔のような根拠のない精神論的なものは、もう古い人の習慣の中に残っているくらいで、結果を出している人達の考え方は、「脳」の仕組みを利用している。

私なりに、自分のフィルターを通してピックアップしてみるとこんな感じになる。

1. 憧れの存在を持つこと そして徹底的に真似すべし
2. 二つの目標 大きな夢と小さなステップ を設計すること
3. ほんの少しでいいから、負荷をかけた練習をすること
4. 集中できる時間だけを使うこと
5. 全ての練習にフィードバックがあること

1. 憧れの存在を持つこと〜前編〜

二胡を始めて3年足らず、弾いているのは楽しかった
なんとなく、弾けるようになっていたし、他の二胡奏者の演奏を聴くことはほとんどしていなかったから、比較して落ち込むこともなかった。

ある日、何かライブでもいくかな〜とネット検索していたら
「ウェイウェイ・ウー 二胡LIVE」を見つけた
六本木のビルボードで二胡のライブをする人がいるんあだ〜
しかも一週間後、予定も空いている!

その二胡のライブが、私の人生の起動修正したという感が今はある。
想像をしたこともないスタイリッシュな演奏とその音色に
ライブ中ずっと感動で涙が止まらず、なんでこんなに涙が出るのかわからないくらい泣いた。
二胡という楽器の音なのか
ウェイウェイウーさんの演奏力、表現力なのか
アレンジの意外性なのか
バンドが全体が作り上げる完成度なのか
全てだったと思う。
けど、やっぱり琴線をゆらすのは「二胡の音!」だ

「この音が出せるようになりたい!」


帰りの電車の中、HPを検索したら教室を主宰されており、即メール。
そしてウェイウェイ先生の教室を見学させて頂いた
あのステージに立っていた方がそこにいる・・・
そして目の前で二胡を弾いている・・・・

「憧れの音」がそこにある。このワクワク感は人生最大級!

全くの知らない存在から
目の前で指導を受けるまでに、2ヶ月足らず。
憧れの音
憧れのステージ
憧れのレッスン
もう、すぐ手の届くところにあるような気になった。
あるような気になった
そう、あるような気になった!
そう、あるような気になっただけ!に気付くのには、そんな時間はかからんかったね。

一流奏者の音がそんな簡単に手に入るわけがなく
そこにかけて来ている時間と努力の量が違う
先生がすでに40年かけている時間を、3年の初級者が近づけるはずもない




諦めるとか、諦めないとか
そんなことではなく、とにかく「あの音が出せるようになりたい!」
本能が疼くとでもいうのか・・・
もう止められないだけで
「ただ、あの音が出せるようになりたい」

いやっ
「あの音をいつか出す!」

と・・・また決めたのでした。
「憧れ」パワーに押されるがままに 今も絶賛継続中

1. 憧れの存在を持つこと〜後編〜 へと続く・・


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