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40年前はなぜ男性が女性にごちそうするのが当たり前だったのかを「フライデイチャイナタウン」から読み解く

本当に迷ったコンテンツです。こんなの書いていいのか悩みましたが、私のnoteだし自由に書こうということで。

シティポップジャンルは私が小学生の頃から愛している音楽ジャンルです。もう40年近くなってきました…。

最近、渋谷のタワレコに行ったときに、夫🐣が買ってくれたシティポップの本でさらに熱を帯びてしまいました。

シティポップに夢中になった理由

ひとことでいうと、
「現実逃避」です。

私はいじめられっ子だったので、早く家にとにかく帰りたかった。そして毎日起こっていることをすぐに忘れたかった。

そこで手っ取り早いのが歌でした。
叔父さんからもらったカセット、父が車を出してレンタルCD屋に行ってくれたときに録音をとったカセット、父の職場の同僚がユーミン好きでユーミンの当時の全曲CDアルバムを録音したもの。

どれかをすぐにかけました。
そして歌いました。歌っている間はその歌の中の主人公に自分はなれました。
マッチ売りの少女がマッチをすっているあいだ、夢を見られたみたいな感じです。

想像の世界をふくらませて一日を乗り切るみたいな感じでした。当時はインターネットどころか電話は家にある黒電話のみです。

そのかわり家に帰れば喧噪から一切遮断されて自分の世界に没頭できました。


好きなもの、好きなコトは全部男の財布でやり過ごす「フライデイチャイナタウン」

これ、40年以上前の曲です。
1981年11月リリースの泰葉さんのデビュー曲ですね。

男のお金で飲み食いをし、あげくのはてに絹のドレスまで買ってもらう。

絹のドレスは多分ブティックで買っていますね。ユニクロじゃないですよ。

男女の給与格差が激しすぎる雇用機会均等法前、好きな物は男が買っていたという驚愕の世界観。

正直、経済力の強い男の人に選ばれるかどうかがその後の人生に大きく影響しました。今の比になりません。
今なら、自分で稼ぐチャンスは40年前に比べたら1万倍ありますからね。

女性が男性の肩書きでえらそうにするのは、まさにこの40年前の昭和カルチャーを継承しているからなのかもしれません。

もう、女は今の経済力でこれぐらいの食べ物は食べられるでしょう?


男性も40年経って「女性が自力で払えるんだったら、俺が払う意味なくね?」みたいな感じになってきているのかも。それがおごり文化の崩壊というか。もはや時代の必然なのかもしれないです。

男性は「女性ができないから夢をかなえたい、やってあげたい」と思って40年前はフライデイチャイナタウンの男性みたいにやってあげていたのでしょうからね…。奢るモチベって「やってあげられないことをやってあげたい」が大きいですからね…。

男女で格差がなくなるということは、男女でできることできないことの差が小さくなっていくということだから…。

その時代に逆らって奢る方がそりゃ差別化はもちろんできますね。
「他の人ができないことをやっている」と女性にかっこよいところを見せられますから。
奢りも新しい意味に変わってきていますね。


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