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最後まで聞かないタイプ

券売機で1120円の切符を買う際、千円札がなかったので10120円払ってお釣りを9000円にしようとしたら、一万円札を入れた時点で購入が成立してしまい、8880円のお釣りが出てきた。最悪である。なんでさっさと決めてしまうのか。小銭を入れるまで待ってくれてもいいじゃないか。急に重くなった財布をしまいながら、僕は恨めしい気持ちで券売機を睨みつけた。

きっとこいつは人の話を最後まで聞かずにわかった気になって間違いを犯すタイプだろう。会社にいると非常に面倒なタイプだ。後輩でも厄介だが、先輩だと特に最悪である。勝手にいらない行動をしてややこしい問題を起こす上に、その皺寄せがすべて部下に回ってくるのだから。しかも本人は自分は仕事ができる方だと思っているからタチが悪い。やんわり忠告しようにもその話も最後まで聞けないから手の施しようがない。次第に周囲も「あの人に大事な話をしても無駄だ」という認識になり、職場で浮いた存在になっていくことだろう。気の毒だが仕方がない。話を聞かないあなたが悪いのだ。

券売機よ、そういうとこだぞ。あとついでだから言うけど、領収書ボタンの表示がお金を払った後にしか出ないことあるけど、あれもどうかと思うぞ。そのせいで押しそびれることあるんだから。あらかじめ押せる仕様で統一した方が絶対にいいだろ。なんでそんな意地悪をするんだよ。やめてくれよ。

まあ、どうせこれも聞いてないんだろうけど。


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