電車の電光掲示に表示された自由席を表す「自」という文字が、ガラケーの残充電量の表示みたいで懐かしい気持ちになった。これを見ることができるのは自由席の特権である。指定席に座る人は、自分の居場所を確実に確保できる安心と引き換えに、ガラケーの電池表示っぽい「自」を見ることができないのだ。別に羨ましくはないだろうけど。

シャッフルで音楽を聴いていると春の歌が流れてきて、今は秋だけど意外とぴったりきた。気温等の条件が似ているのだろう。例えばコールドスリープから目覚めて気温が20度前後だったとして、肌感覚だけで春か秋かを判断できるものなのだろうか。景色とか見ないとけっこう難しそうな気がする。未来のテレビで検証してくれないかな。あえて焼き芋を食べてる人を歩かせたりして挑戦者を揺さぶってほしい。

そう言えば、世の中的にハロウィンが例年ほど盛り下がっていない印象だ。ハロウィンに騒ぐ若者についてはこれまでどちらかと言えばネガティブな感想を持っていたが、渋谷の街にコスプレの人が全然いないと言われると、「お前らそんなものかよ！」とスポ根ドラマの顧問みたいなことを思ったりするんだから勝手なものである。

結局オバケかぼちゃの被り物を被って「トリックオアトリート！」と言っているのが一番カッコいいのかもしれない。