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「78回目の原爆の日」、「石橋湛山からミルを学ぶ」/逢坂誠二#7522

【23年8月6日 その5825 『逢坂誠二の徒然日記』#7522】
昨朝、帰函し朝市を回り、午後には道連の常任幹事会のため札幌入りしました。夜は、道連の新役員顔合わせの懇談会に出席しました。今日は朝イチの便で帰函します。夜明け前の札幌は空全体が曇に覆われて弱い雨が降っています。朝の気温は24度程度です。帰函後の函館は晴れ時々曇り、最高気温 30度の予報です。

1)78回目の原爆の日
今日6日は広島、9日は長崎、米軍の原爆投下から78年の「原爆の日」です。5月のG7広島サミットでは、核軍縮について、被爆地での実施でしたが、大きな成果がなく失望が広がりました。しかし戦争被爆国である日本こそが「核なき世界」に向けて先頭に立つことが歴史的、かつ国際的使命です。 NPT体制の堅持、核大国の核軍縮、CTBTの発効なども含め、核兵器の廃絶を目指してこれからも努力を重ねて参ります。

2)石橋湛山からミルを学ぶ
先日、石橋湛山の自治に関する論考(東洋経済新報社説「市町村に地租営業税を移譲すべし」(1925年))を引用しました。その中に次の一文があります。

「ジョン・スチュアート・ミルもいうた通り、政治、その大なる意義は、国民の公共心と聡明とを増進する実際教育をなす点にある」

ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill、1806年-1873年)は、イギリスの哲学者です。以前も幾度か石橋湛山の社説から、このミルの言葉を引用していますが、このミルの指摘はとても大事なものだと私は受け止めています。

少し言葉を変えると、
「政治の意義は、国民の「公共心」と「聡明」を増進させる「実践教育」なのです。」

私は政治家は常にこのことを考えなければならないと肝に銘じています。

国民の多くが賛成する政策を選択するのは、原則的に当然のことです。しかし多くの国民が賛成し、喜ぶ政策が良い政策であるかどうか、政治家は突き詰めて考えなければなりません。

ミルのこの指摘は、衆愚政治を行なってはならないという戒めに、私には思われます。

政治の実践を通して、政治家も国民もともに、公共心を高め、賢くなること、このことを忘れた政治は、政治ではないと私は考えています。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2023.8.6===

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