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【質問】病理学が訳分からなさすぎてつまづいてます。何か抑えておくべきポイントなどあったら教えてほしいです。

学生さんからの質問です。理学療法士が関わる疾患も多岐にわたりますし、その病気自体を理解するのに避けて通れない部分ですよね。自分が同じくらいの年の時、もっと理解したいなんて思えてなかったっす。
 「ダル~。早く授業終われ~テストにどこ出るかだけ教えて~」くらいなテンションだったような。なのでまずこの質問自体に拍手!ちょっとでもお役に立ちたいので、よければ文章にお付き合いください。


【先に】AIチャットにも聞いてみた

【AIくん】病理学が苦手なのですね。病理学は、疾患の原因や発生機序、組織や細胞の変化などを研究する学問です。理学療法士としては、病理学的な知識を持っておくことが重要です。病理学を勉強する際には、以下の点に気を付けると良いでしょう。

  • 基礎知識をしっかり身につける 病理学は、解剖学や生理学、生化学などの基礎科目に基づいています。これらの科目の知識が不十分だと、病理学の内容を理解するのが難しくなります。基礎科目の復習を怠らず、用語や概念を確認しながら勉強しましょう。

  • 図や写真を活用する 病理学では、組織や細胞の形態や変化を観察することが多くあります。文章だけではわかりにくい場合もあるので、図や写真を見ながら勉強すると効果的です。また、自分でスケッチしたり、模写したりすることもおすすめです。視覚的に記憶することで、理解度が高まります。

  • 臨床的な視点を持つ 病理学は、単に疾患のメカニズムを知るだけではなく、それがどのように患者さんの状態や治療に影響するかを考えることも大切です。例えば、ある疾患の病理所見がどのような症状や合併症を引き起こすか、どのような診断法や治療法が適切かなどを考えてみましょう。臨床的な視点を持つことで、病理学の意義や応用性がわかりやすくなります。

以上の点に気を付けて、病理学の勉強に取り組んでみてください。私はあなたの頑張りを応援しています😊

なるほど!ほぼほぼ同意です!おしまい。ではちょっと味気ないので笑

私のお返事


おさえておくべきポイントは、あなた自身の理解が1歩目!

①つまづいている部分を確認する。


この質問は、私がパーキンソン病の講義をした後にいただきました。
テキスト的には、

パーキンソン病は、手のふるえや動作の遅さなど、運動障害を主な症状とする神経変性疾患。脳の中脳黒質という部分の神経細胞が減少し、ドーパミンという神経伝達物質が不足することが原因と考えられています。

となりますが、「中脳黒質」と聞いて、どこらへんにあるか、どんな働きをするのかを理解しているかどうかで、同じ説明を聞いても理解度が違うと思います。ちなみに、どこらへんにあるかは「解剖学」、どんな働きをするのかは「生理学」の教科書の方が理解できるかもです。

こう書いていて思うのですが、小難しい言葉を使った小説、あるいは母国語以外の文章の読解が苦手~!に似ていると思います。分からない単語が続くと「…無理っ!」ってなりません?僕はよくなりますよ?笑
その時、辞書やスマホを片手に単語・文法の意味が分かってくると、「あぁ、そういうことね」と理解度が深まると思います。

余談ですが、辞書に載ってる言葉が分からないパターンもあります。分かるまで進む。そうして理解の土台を広げる。地道ですがこれにつきると思います。

②解剖・生理学の私向けコンテンツに出会う旅に出る

 質問者さんの状況ですが、おそらくですが解剖・生理学の理解度をあげれば解決に近づくと思います(違ったらごめん)。ただ、高校卒業後、ゴリゴリ人体の仕組みに興味ある!って人以外にとって、解剖・生理学の授業って最高に眠い。高い授業料払って、眠りにくい机で眠る。なんてコスパの悪いことをしていたんだと、過去の自分を思い出してぷんぷんしてます。

僕は卒業後でしたが、解剖生理学面白!っと思えたきっかけがあります。
玉先生というYoutuberさんに出会ったのです。

例えば↓

解剖生理学 34話「神経のしくみ」

今は質はピンキリですが、ネットに色々転がっている時代。
解剖生理学は医学の基礎でもあるため、Dr・Ns含めみんな勉強困ってます。だからこそコンテンツもあふれています。

是非、あなたの「推し講師(webでOK)」を見つけてください!

最後に

いかがでしたか。読んでくださった方よければハート待ってます。
もし、解剖・生理学のおススメコンテンツ(本・webとわず)ある方は、ぜひコメント欄に!


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