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あなたは大丈夫? 不動産買いたい病

思い立ったら直ぐ行動に移す。
ほしいものは何とかして手に入れたい。
手に入れるまで頭から離れず、寝ても覚めてもそのことばかり考えている。
手に入ると、また次が欲しくなる・・・

こんなタイプの人が「不動産買いたい病」に罹りやすいかというと、そうでもないようです。


「不動産投資を始めよう。先ずは物件購入!」
そう頭をよぎっても、行動に移さない人は沢山います。
行動力のある人だけが次のステップに進んでいきます。

ところが、その行く手を阻むのが物件相場。
株や投資信託とは違って、買った時点で今後の成否がほぼ確定してしまうのが不動産投資。ここ数年は物件価格が徐々に値上がりして高止まり状態です。
それなのに、冷静に「今は静観しておこう」とはならず、「出回ってる物件からマシなのを探そう」となってしまっていませんか?

その気持ち、すごく分かります。
かく言う私も2016年の春に一つ目の中古区分マンションを、その年の秋に二つ目の中古区分マンションを購入し現在も運用しています。
今から思えば、二つ目の物件は「買いたい病」に罹っていたと思います。

ただラッキーだったのは、当時の相場が今現在の価格よりも2割ほど安かったので、小心者の私が緻密な収益シミュレーションをしてもちゃんと利益が出ていました。タイミングが良かったんですね。
あれから5年経ちましたが、ほぼシミュレーション通りです。


購入時の諸費用、管理費や修繕積立金、固定資産税、確定申告後の所得税や住民税に加え、契約期間の2年ごとに発生するであろう2カ月程度の空室期間(無収入期間)、その時にかかる原状復帰費用、給湯器交換費用やバリューアップのためのリフォーム費用、将来の物件価格の低下・・・当時は本やネットからできる限りの情報を収集して漏れが無いように試算に組み入れました。

十分なシミュレーションをした結果、ご自身が目指す収益を確保できると確信をもって物件購入するなら、この時期に購入しても問題は無いと思います。
価格が高止まりしているからと言って、全く可能性が無いのかと言うとそうでもないと思っているからです。

売主の中には、少しでも高く売りたいと言うよりは相続案件で早く現金化したい、あるいは新築で物件購入して運用していたものの、儲からないので早く手放したいなどの理由で売り急いでいる人がいて、相場よりも割安感のある物件もたまに出てきます。私の物件がそうでした。

「買いたい病」に罹っている人は毎日ポータルサイトのチェックに余念がないと思いますが、とにかく買うことが前提の「どれならマシか」ではなく、「どれなら採算が合うかどうか」で冷静にチェックしてみてくださいね。

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