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マンション共用部分はあなたの力でここまで変えられる!! ④ロビーのソファー設置

今回は、前回の記事の具体的改善例その④ "ロビーのソファー設置" についてです。

(注:文中の「管理会社」とは、マンション管理組合が委任契約している建物全体の管理会社のことです。)

プランターの設置が完了し、あとはソファーを設置すればやっと他棟のレベルと並ぶというところまで漕ぎ着けました。
管理会社の担当者も協力的に動いてくれ、管理組合の承認も問題なく下りそうです。

では、大きさやデザインをどうするか?
私はインテリアに詳しくないので、「他の棟で採用されているソファーと同等のもので」と管理担当者に伝え、参考写真を送ってもらいました。
ところが届いたのは黒のキューブ型の椅子とテーブルセットの写真で、いかにもオフィス用といった感じでどう考えてもここのロビーにはしっくりきません。

そこで一念発起して私自身で探し、管理組合に提案することにしました。

私が念頭に置いたのは、高級感があり大理石の壁に馴染む色と質感で、設置後に他の区分所有者から不平不満が出ないような癖のないデザインであることと、平均的な一般家庭用の価格帯であることでした。
大きさは、管理人室への出入りに支障がない幅の三人掛けとしました。

手始めにインターネットで検索しましたが、質感や座り心地は写真ではどうしてもわかりません。そこで大手家具量販店の中でも、多くの商品を展示している店舗に出向いて探すことにしました。

良さそうなソファーは実際に座ってみて何点か候補を絞り、最終的にはこの記事のカバー写真のものになりましたが、その前に管理組合に対して "なぜこのソファーを奨めるのか" を解りやすく説明した以下のプレゼン資料を作成しました。

この資料を管理組合理事長に転送してもらい、無事承認されて設置する運びとなりました。
そしてガランとして何もなかったロビーは、プランターとソファーを設置することで活き活きとした空間に生まれ変わりました。

ソファー選びや資料作りなどに結構時間を割きましたが、管理会社任せにしてしまうとどうしても多忙な業務の合間での事務的な処理になってしまいがちです。

最大限のコストパフォーマンスで資産価値アップを狙うのであれば、例えそれが共有部分であっても他人任せにせず自ら動くことが不可欠です。

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