見出し画像

神社ファンなら宮崎に行こうよ!

実は神社が好きだ。神道が好きである。

数えきれないくらい沢山の神社を訪ねて、その大小に関わらず毎回「なるほどなぁ」と学びがある。

神社には色んな系列というのがあって、そう言った「流れ」を見てみるのも面白い。

ちなみに日本で1番数が多いのは「⚪︎⚪︎八幡」という八幡系だ。この八幡系はざっくり言うと天皇家を祀ったものだ。

八幡神社の頂点は大分の宇佐八幡になる。

他には稲荷系。これは京都の伏見稲荷が頂点になる。

ちなみに日本の神社の頂点は伊勢神宮と定められているので、それは覚えておいて損はないと思う。赤福も美味いし。

こう言った色んな系統があるのだが、個人的に「自分に合う」神社というのがある。言葉にし難いのだが、何故か訪れた時にふわっと風が吹いたり妙に落ち着いた気持ちになるような神社があるのだ。

よく「歓迎されてる」と言う言われ方をするが、境内に入った時に急に静けさが訪れたり、風がそよいだり、そう言う時は歓迎されているらしい(そう思った方が幸せだよな)。

私の場合、稲荷神社に行くとそう言う事が多い。きっと自分に合っているのだろうなと感じる。

さて、本題。

神道の発祥と言えば言わずもがな、宮崎県の高千穂だ。

「パワースポット」という言葉を使うのなら、日本一の場所だ。

天孫降臨の地であり、神道的にまぁ色々あった場所だ。

これに乗りたかったんだよな
神社だらけだ

とにかく高千穂峡だけは行っといた方がいい。天孫降臨したかどうかは実際にはわからないが、神道というのは実際には九州の豪族の辿ったストーリーだと考えている。

彼らの発祥の地であり、それが今の天皇家に繋がるのだから大いなる日本の歴史の発祥と言ってもいい。

神道に詳しくなくても高千穂は行った事があるという人も多いだろう。天岩戸神社なんて大人気である。

そこで私が今回紹介したいのは意外と知られていない神社。

江田神社(宮崎市)

ここは神道の頂点、みんな大好き天照大神が生まれた場所だ。

黄泉の国に行ったイザナミを連れ戻しに向かったイザナギが、朽ちてしまったイザナミに襲われて逃げ帰り、その身の穢れを洗い流した池がここにある。

神々しいよ
鳥居は意外と小さい

イザナミが洗い流した穢れから生まれたのが、アマテラスとツクヨミとスサノオだ。神道のこういう不可思議な展開は面白い。

ちなみにイザナミが死んだのはヒノカグツチという火の神を生んで火傷したからなのだが、イザナギは頭に来て我が子ヒノカグツチを斬り殺している。

その血からタケミカヅチとか色んな神様がまた生まれているから訳がわからない。

ともあれ、アマテラスやツクヨミやスサノオという神道のスターが生まれたのが江田神社にある池だ。行くしかない。

余談

アマテラス(女神)元々「アマテル」という男神だったという説がある。後の世に初の女性天皇「推古天皇」が統治する際に女性を頂点とする事を一般化させるためにアマテルをアマテラスとしたと言う説だ。

その際に当然のことながらアマテルの妻の存在は神道的にはとても邪魔になる。それ以降、神道から名前が消された女神が「瀬織津姫」だ。

民からとても敬愛されていたため、権力の象徴である神道からは消されているが、国内でも幾つかの神社では祀られているし、民間伝承の中には七夕の「織姫」として語られる。

鵜戸神社(日向市)

間違っても日南市の鵜戸神宮と混同しないようにして欲しい。

もちろん鵜戸神宮は行くべきであるが、鵜戸神社とは別だ。

鵜戸神社は海岸沿いにあり、敷地内から海に降りる階段がある。

そこから岸まで降りると天然の洞窟があるのだが、その中に祀られている。

見た目はかなり寂しい
大したことなくない?

はっきり言って外から見たら「何これ?」だ。わざわざ勧めるか?と思われるだろう。

だがしかし。この神社のすごいのは中から外を見た時だ。

振り返ってみなさい
天に昇る龍

天に昇る龍が見えるだろう?

思わず「うわぁー!」と私も声が出た。これは是非とも訪れて欲しい場所だ。

神社を語ると長くなるので今回はこの辺でやめておくが、宮崎は青島神社や鵜戸神宮、チキン南蛮「おぐら」などとにかく最高なのだ。

とにかく一度は行ってみて欲しい。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?