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札幌記念回顧

こんにちは、オオイシマーフィーです。

別に当たったわけではないのですが、終わってみればほぼデータ通りの結果になったので記録も兼ねて書いていこうと思います。来年にも活かせそうなので。
前日、珍しく興が乗ったのでツイッターでもデータを洗い出して考察していました。だいぶ書いた割に馬券を獲れなかったので恥ずかしかったですが、そこで書いたことも含めてまとめていきます。

札幌記念の傾向

まず、札幌記念の過去10年の傾向を見ると、
1番人気の2着が5回、3着が3回。
つまり連対率50%、券内率80%。ただし10年間1着なし。

今年はこのデータがカギになると思いました。

今年の1番人気はソダシでした。昨年の札幌記念を勝利しており、前走ヴィクトリアマイルを勝利したソダシであればリピーターレースでもある札幌記念では素直に堅軸だと判断しました。
ただし、やはり1着になるイメージは持てなかったので、2着と3着に固定した三連単を狙うのが定石だというのが馬券の組み立てでまず考えたことでした。

次に注目したのは1番人気以外の馬の人気。
勝ち馬は2番人気が5頭、3・4番人気が1頭ずつ、5番人気が2頭、6番人気が1頭のみ。
つまり上位人気馬しか勝っていない。
また馬券内に入ってくるのも基本的には6番人気までで、8番人気の馬が入っている例外もありましたがそれはまた特殊な馬でした。(※後述)
よって基本的には6番人気までの馬しかいらない。その中で馬券を絞って組み立てる必要がある。ここまでのデータだけでもだいぶ絞れました。

※ちなみに8番人気の馬は前年のペルシアンナイトで、札幌記念を得意とするハービンジャー産駒でした。しかもその前の年もペルシアンナイトは2着に来ており、リピーターレースの側面も持っている札幌記念では根拠のある3着でした。ちなみに今年はハービンジャー産駒の出走はありませんでした。

次に注目したのは三連単の配当でした。
2018年16,590円
2019年10,150円
2020年10,860円
2021年11,900円

近4年の配当があまりにもまとまっており、今年もこのゾーンに配当が落ち着く可能性が高いと考えました。
つまり大荒れなし、穴馬なし。能力馬での決着であり着順だけがやや人気とズレる。その配当が1万円を少し超える。

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過去3年間ギリギリ1万円超えの配当

過去10年の傾向を見る中で重要視しているのは近年の傾向で、10年のスパンで見るのはあくまでも大まかな傾向までです。(血統とか騎手とか人気とか配当とか。)
具体的には2018年以降のデータが新たな特徴としてまとまりやすいことがあります。
余談ですがその理由は、キタサンブラックが活躍したのが2017年で、キタサンブラックから「強い馬が先行馬」の時代になっていきます。
それまではディープインパクトやオルフェーヴルなど「強い馬は差し馬」の時代なので、レース運びや展開自体がそこを境目に変わっていると個人的には考えています。ちなみに今も「強い馬は先行馬」の時代です。
というか競馬は根本的に先行馬が有利なレースですし、差し馬が強い時代が珍しいのですが。
ちなみにたまたまかもしれませんが、先ほどの配当のデータも2018年から急にあの範囲にまとまっています。やはり何らかの影響や変化はあったと見るのはおかしくないと思います。
(僕は『競馬の天才』という雑誌で過去10年のデータを見ています)

予想

印は、◎⑩ソダシ、〇③パンサラッサ、〇④ジャックドール、▲⑥グローリーヴェイズ、△⑨ウインマリリン。(〇が2頭いるとかは僕の場合よくあります)

ここまで読めてて、、
これは見立てどおりだった
「ただし3着までか」を最後に書こうか迷ってやめた

そして馬券的な結論は、③パンサラッサと④ジャックドールを1着と3着に、2着を⑩ソダシに、3着に⑥グローリーヴェイズも加えて三連単フォーメーション
③④→⑩→③④⑥ と、
ソダシが3着になるのであれば前は③④で決まると考え
③④→③④→⑩ と、
もしソダシが券内に来れないとしたら3着は⑥になるだろうと考え
③④→③④→⑥ の馬券を購入しました。
僕は基本的にフォーメーション否定派ですが、絞ることに注力してフォーメーションで購入しました。過去数年の三連複の配当を見てもとんでもなく安いので、これはマルチとかで手広く勝負するような悠長なレースではなく、タイトにビシッと当て切らなければいけないレースだと判断したためです。



結果はご存知の通り、④ジャックドール→③パンサラッサ→⑨ウインマリリンでした。配当は三連単で15,210円
点数を絞るために近走不振のウインマリリンを軽視したことがアダとなりました。

終わってから考えてみれば、僕が組み立てた馬券ではあまりにも配当が安く、先ほどの「1万円を少し超える配当」のゾーンをかなり下回っていました。
もちろん競馬はオッズがすべてではないのですが、今回オッズにもこだわって予想していたのに、オッズにこだわりきれていなかったところが痛恨でした。また、前走がG1だった牝馬の好走データもあるとわかっていたのに、それを自分に都合よくソダシにしか活用しなかったのも結果的には失敗でした。

「簡単そうでちょっと難しいのが札幌記念」という声をあちこちで見ましたが、ここまで絞れていて仕留めきれなかった自分の詰めの甘さにやや落胆しました。
4着の12番人気アラタのことは完全にノーマークだったのでそのことも一瞬は反省したりしましたが、(もちろん馬柱や血統を見て「無い馬ではないな」とは思いましたが、)4着に穴馬が来ているのは過去にもあるので、やはりデータと照らし合わせて3着までを当てることだけにフォーカスすれば買わなくてよかったと思っています。アラタを買っていた方はすごいと思いますが。

結果的には6着までに5番人気までの馬が全部来るというアラタ以外人気馬決着のレースで、こういう結果になることを読めていたことはよかったと思います。またこれくらい絞れるレースなら勝負したいです。

ちなみに印の面で迷って切った馬は⑭ユーバーレーベンでした。△をつけるつもりでしたが、ステイゴールド系の馬が苦戦傾向にあり、さらに位置取りが後ろのゴールドシップ産駒牝馬というところで好走のイメージを持てず、最後に切りました。これは正解でした。

ソダシについて

ソダシは、よく考えれば前走が東京1600mのヴィクトリアマイルでした。東京1600mと言えばマイルというよりも1400mの適性が求められると言われており、「マイルで勝ったから2000mでも通用する可能性が高い」と判断するにはヴィクトリアマイルはよくないサンプルでした。
ましてその前走前々走とダートを走っていて、そんなにコロコロ条件を変えて毎回好走できるほど競馬は甘くないと思っていたはずなのに、予想の時点でそこに着目できなかったことも、1番人気を妄信した結果だと思います。
(条件がコロコロ変わって好走が続かなかったのは、グランアレグリアがスプリンターズS→マイルチャンピオンシップ→大阪杯とG1三連戦で400mずつ距離を伸ばしてきたときにも思ったことで、他にも理由はあったと思いますがグランアレグリアは結果的に最後の大阪杯だけ4着でした)
「ソダシはワンターンマイルの馬」というのを終わってからの考察でいろんなところで目にしましたが、それをレース前から言っていた人はすごいなと思いました。ソダシを切れた人は本当に競馬を見る力がある人だと感じます。

とはいえ、札幌記念はやはりデータの傾向が濃く出るレースで、そういう意味では去年の有馬記念とか今年の宝塚記念と同じだなと思いました。データの傾向が濃く出るレースだったのに当てられず残念です。また来年の札幌記念や、他のレースに活かしたいと思います。

ちなみに、僕が今回の札幌記念で一番反省すべきだと思う人は、「当たったのにさほど儲からなかった人」と「ガミッた人」です。外しておいてなんですが、今回の決着は「キレイにハズす」か「ビシッと当てる」でなければならないレースでした。儲からなかったorガミッた人たちは早めに膿を出さないと本当に大変なことになると思います。外した立場でなんですが。

ところで、この札幌記念を三連単2点で106万円にしたキャプテン渡辺さんすごかったですね。これを当てる前にも馬券論の動画がおもしろいですよとツイッターで紹介したりしてたので、実力どおりの的中だったと思います。すごい。

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